黒船店でロン毛オヤジとバトった
noter仲間の有朋の首領さんと会うため、歌舞伎町の頂点とも最底辺とも言われる黒船店に行ってきた。
午前中から打ちに行くため、前日はしっかり寝ていったかというと、前日も前日で麻雀したかったから馬鹿店に行き、やはりというべきかずぶずぶに負け、深夜まで打ってしまった。そして老人というのはなかなか寝つけないもんなんだわ。
なのでせっかく初対面の人と会うというのに2時間くらいしか寝れてなかった。
彼とじっくり打つより自分の金が大事。しっかり寝てても勝てねーのに、寝てないときに勝てるわけねー。
というわけで、東風2回か3回打ってジャズダンスに行くことにした。毎週、水曜日の昼間はジャズダンスなんだわ。今日は麻雀を優先しようかと思ったけど、やっぱジャズダンスだな。体調悪いからジャズダンスへってあまり聞かない話だわ。
店に入った。久しぶりだな。この地獄にふたたび来るとは。
来たばかりらしい元Jリーガーの北澤が卓に入るのを待っている。
この人がゆーほーさん? リーマンのはずだけど、ロン毛じゃねーか。少しかっこいい。かなりかっこいいまではいかない。
ゆーほーさんかと聞いてみたらそうだという。この店は店長もロン毛だし、歌舞伎町の最先端はロン毛なんですかね?
11時前に行ったらポイント的に美味しいらしいと思ってたけど、ガセネタだった。なんもなし。
前回から3ヵ月くらい空いてるので、俺のポイントカードがまだあるか不安だった。消滅してたら二度と行かねーからな!と思ってたら、有料のやつは1年間有効だと。そーか、良かったわ。
ルー説を聞いた。最近の変更点は2つ。①プラチナが4枚になったこと、②コールドが4枚オールになったこと。
昨日の記事にこんなコメをもらった↓
これは俺の誤解だったみたいね。マリンデーはプラチナ3枚のままかと思ったら、プラチナは常時4枚だと。
打ってて、枚数を数えられなくてさ。自分のアガった手が何枚なのかさっぱりだった。老人は3枚が4枚になるだけで数えられなくなっちまうものなのか、今日は寝不足で脳の機能が低すぎなのか? 金とプラチナの区別もよくわからんし、枚数が数えられなくてまいったわ。こんな俺が何十枚にもなる感覚店や宝石店で打てるわけねーよな。
卓に入った。対面にゆーほーさん。上家はちょい爬虫類系のメンバー君。下家は温厚な顔した客。温厚な顔してても、こんな店に午前中から来てしまう社会不適合者ではある。
1戦目
マリンルールの話題になった。
俺が聞いた。「通常ルールとマリンルールってめちゃくちゃ違うじゃん。頭がバグらないの?」
イケメン副店長君が言う。「1周回ってマリンルールは普通の麻雀でした」
普通の麻雀とはいったい? それは世間の普通じゃなくて、歌舞伎町の普通じゃね?
黒船店の通常ルールは、いくら祝儀を引いても順位は逆転できないように作られたルールだ。何枚オールを引いてもラスったら絶対マイナスになるように。
マリンルールになると祝儀のほうが大きい。マリンを1回ツモるだけで6枚オール=18枚だもんな。トップに匹敵する。といっても順位を軽視していいわけでもなくて、トップの+16000やラスの-20000はやはり大きい。要するに、普通の歌舞伎町東風くらいのバランスになるらしい。
そういうもんか。くわばらくわばら。
突端店の桜ルールは2枚牌3枚+5枚牌3枚だけど、こっちは2枚牌3枚+4枚牌3枚+6枚牌3枚だもんな。21枚vs36枚。どんだけ高いんだよ。
さて、そんなあの世ルールのことは知らねえ。目の前の通常ルールに戻ろう。
東1局、こんな手牌↓でやる気なし。
こういう手からクイタンでどうにかしようと思うのはケガの元だわ。
6mが出たから、やる気ねーけど、とりあえずポンした。安全牌を持ったままカンチャンを嫌う。
こういう、やる気あるんだかないんだかわかんねー中途半端な姿勢が、歴戦の歌舞伎町雀士の味なんだわ。
このショボ手がこの日最大の勝負手になるとは麻雀わからんもんだわ。
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