仕事から逃げ続けるクズに麻雀はやさしい
心の故郷は歌舞伎町にあり
noteが書けねー。なぜ書けねーのかって、とくに理由もないんだけど、とにかく書けねーんだわ。
家にいても書かないから、茶店で書こうと家を出た。木曜日の夜9時半。もう手ごろな茶店は閉まる時間だ。まずは少し麻雀を打って、そのあと漫喫に行くか。
ああ、仕事したくねーよなあ。逃げててもしゃーねーんだが。
新宿に着き、馬鹿店に入る。
3卓立ってる。知らねー顔がいっぱい。こんだけ来てる俺が知らないやついっぱいいるんだから、客数多いよな。歌舞伎町の繁盛店はたいしたもんだわ。俺の忘却力が高いだけ?
科学特捜隊がいるな。こっちは好きでも向こうからは嫌われてる。もう恋から醒めたわ。
流れるオフコースの曲。これは有線のアラウンド50のチャンネルだろうね。アラウンド40だったらオフコースはねーだろ。
久しぶりに見る部長。スキーに来たみたいな格好してる。店内そこまで寒いかね?
向こうの卓には野球部もいる。彼は達者なんだよな。
ラス半が入ってると言われてたけど、それは科学特捜隊だった。彼が抜けた席に座る。
相手は薬屋。部長。若社長。薬屋は久しぶり。部長は超久しぶり。若社長は来ればかならず同卓してる。別に社長でもないんだろうけど、あごひげあって、なんとなく若社長のような風貌なんだわ。
トップ目のなめリーは死ぬ
1戦目
マンガン2枚ロン。
マンガン1枚ロン。
3900点の3枚ロン。
なぜかいきなり絶好調だ。仕事から逃げ続けてるクズに対して、なぜか麻雀はやさしい。だから何十年もやっちまうんだよな。
オーラス親、トップ目。慎重に打てばトップは間違いない点棒状況だけど、7700以上をアガればコールドになる。
中盤、ピンフのみテンパイ。あんま自信ある手でもねーけど、ツモ裏1でコールドになるからリーチするよな。
すると若社長が追いかけリーチしてきた。やべー、マンガン以上を直撃されると、トップを逆転されちまう。
何度目かのツモで振り込み。それが高めで、タンピン三色なんちゃらかんちゃらで倍満2枚。くわー、ダマにしてたらトップをキープしてた(そんないい待ちでもなかったから流局になったろう)のに、逆転されちまったわ。
差し引きいくらの損だ? トップ2着で5枚差。倍満2枚に振り込んで4枚。コールドの1枚オールを狙って9枚損したのか。
しかし後悔はねわー。特定の相手(この場合は2着目)から追いかけリーチされて、その当たり牌をつかむなんて、そんな確率が高いわけない。自分のピンフのみをツモって裏1あるほうがよっぽど確率高いわ。麻雀は慎重に打つもんじゃない。夢見がちに打っていい。
2着。
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