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omaesan
20XX年、世界は虹の炎に包まれた。持ちチップは枯れ、卓は割れ、あらゆる同卓者はプレートバックしたかに見えた。だが福地は死んでいなかった!
この厨二病的なタイトルは何よ? 「北斗の拳」に脳味噌を焼かれてるの?(;^ω^) そう思った方もいることだろう。
アドゲー日記の愛読者で筆頭店の回し者がいるのよ。筆頭店に行け行けと言ってくる。オーナーマダムの隠し子(孫?)かもしれん。
その彼が「このタイトルでnotを書けば馬鹿売れ間違いなしですよ」とよこしたタイトルなんだわ。
彼にそそのかされたからじゃねーんだが、仕事を終えたら歌舞伎町に打ちに行きたくなる。俺もたまにはnote以外の仕事もしてるんだよ。
徹夜して仕事し、それを終えてからいっぱい寝て、身体が回復したら麻雀を打ちたくなる。今から行くぞって気で行くときには、高目の店に行きたくなったりするじゃねーか。
というわけで3月XX日、俺は泣きすがる女房子どもを振り払い(いねーけど)、札束を握りしめて歌舞伎町に向かった。
筆頭店に着いたのは21時過ぎ。23時過ぎに終了しちゃうから、もうそんなに時間がない。濃く短く打てればいいんだよな。
珍しく活気があった。ムッとする雀ゴロたちの臭い。今日も2桁枚数の祝儀を引きたいという愚かな欲望につき動かされたアニマルたちが麻雀にいそしんでいた。
4卓も立ってる。チップの亡者たちだ。
いつもこの店を静かだと感じる理由がわかった。有線がかかってない。物理的に静かなんだわ。
「ラス半の方はいらっしゃいますか?」
メンバーさんが声をかけても、応える人はいなかった。
5分くらい経ってから、3入りで卓を立てるという。3入りかー。今日も前途多難な気配だわ。
今日はブラックの日かレインボーの日か? ブラックの日だった。ほんの少しだけおとなしい。
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