【現代麻雀への道】60 麻雀は博打かゲームか?
博打的なゲームなのかゲーム的な博打なのか
麻雀は博打(ばくち)だろうか、ゲームだろうか? どのように思われるだろう。
たとえば、ある人はこんなことを言うのではないか。「金を賭けなくたって遊べるんだから、ゲームに決まってるじゃん。麻雀の場合は博打の道具になりやすいゲームってことでしょ」。
また、ある人はこんなことを言うのではないか。「金を賭けない麻雀なんてドンジャラにすぎないよ。真の麻雀は金を賭けて真剣になったところから始まるのさ」
どうだろう。理屈としては麻雀=ゲームと言えそうだが、その答えに納得しない人も多いのである。そもそも現実の麻雀はほとんどが小博打となっている。
また、他の博打と比較して、こんなことを言う人もいるかもしれない。「競馬なら万馬券を狙えるけど、麻雀ではハイリターンを狙えないでしょ。時間もかかりすぎるし、一人前の博打とはいえないね」
麻雀はゲームとも営い切れず、博打とも言い切れない。やはり麻雀は博打の顔とゲームの顔を両方持っているのである。
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