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『えらびとりカード』とは、要はオラクルカードってことか…
『えらびとりカード』と初めて聞いた時、単なるネット社会の今どきの流行りかと思っていた。
しかし、ネットで調べていたら、もともと西日本を中心に昔から行われていた地域的風習『物取り』や『選び取り』からきていた。
選び取りとは、初めての誕生日(満1歳の誕生日)に行うもので、本来はカードではなく実際の物を使って、子供がつかみ取ったもので、未来を占うというもの。
ただ、ネットで色々調べていたが、発祥地域やいつから行われていたものかという、起源がはっきりしない…恵方巻みたいなものかな。
どうやら韓国に同じような伝統的風習がありトルチャンチ(トル=生まれて一年目になる日、チャンチ=祝賀)というらしく、こちらは結構起源がしっかり書かれているものがあったので、もしかしたらここから来たのではないかとも思った。
医学がまだ発達していない昔、乳幼児の死亡率が高かった。そのため、1年乗り越え新しい歳を迎えられた喜びを祝うイベントだそう。
トルチャンチの由来は、中国から伝わったと記録されていて、この風習は約250年前の絵にも描かれているらしい。
そのトルチャンチの中のメインイベントで行うのが、トルチャビ。
そのトルチャビが、選び取りとまったく同じ風習だった。
日本だと西日本の風習というのも、中国や韓国から伝わった説(私が勝手に思っているだけの説)を裏付けるのではないだろうか。
と、まーそんなことは置いといて、
選び取りとは本来は実際の物を使う。
子どもの前に、そろばん、お金、筆、箸などを並べて、つかみ取ったもので、将来を占うというもの。
本来は、性質や才能を占うものだが、最近では発展して職業を占うものもあった。
とにかく、物がカードに変わってからは、バリエーションがかなり増えていた。
しかし、職業だと、ちょっとつまらないし、際限ない気がした。
私が作るとそもそも職業がかなりかたよるし…
で、本来使われていた物(意味)と最近の時代の物とオリジナルを加えて10枚のカードにしてみた。
本来は物の名前にするべきだろうが、何枚かはそうじゃないものも…絵の中に文字入りにしている。
上段左から
Dictionary(辞書):学業優秀。文才。物知り。
Sports(運動):運動神経抜群。
Ruler(定規):几帳面。大きな家を建てる。
Food(食べ物):美食家。食べ物に困らない。
Big cheese(大物):動じない性格。大物の器。
下段左から
Music(音楽):音楽の才能。パフォーマンス能力。
Calculator(そろばん):計算が得意。商才がある。
Worldwide(世界規格):インターナショナル。世界に羽ばたく。
Art(アート):芸術の才能。センスの良さ。
Money(お金):お金に困らない。
昔からあるものは、辞書(本)・定規・食べ物(箸)・そろばん(計算機)・お金(財布)。
それに、最近のカードを見ていたら、
音楽・アート・運動・バルーン(世界に羽ばたく)などが結構入っているものが多かった。
で、あとは特技としてよく寝るので、『大物になる』カードを作った。
ちなみに絵の中には、ピンクのタオル(又はリボンなどに加工されたピンクのタオル)が必ず入っているが、これは生まれた直後から肩身離さず常に傍らに置いている”ライナスの安心毛布”的なものがあって、それです。
洗濯などでちょっとでも手元から消えると大泣きするお気に入りタオルで、愛用しすぎて無理やり洗濯しても、もう薄汚れている…
ちなみに、withちゃた。笑
猫のちゃたも何枚かお供している。
私なら、普通にこれかな…
アートの方の服とか結構かわいいでしょ。お洒落さんってことで、ローズとパープルのマーブルのベレー帽、ラベンダー色のスモッグ、タイツがライトグレーにレモンイエローのドット柄で、靴はディープパープル。笑
ここまで作って思ったけど、あぁこれってオラクルカードだよね。
生まれて初めてするオラクルカードってわけだ。
顔と輪郭線描く前の方がデザイン的でかわいい気もするけど、こういう顔なしのイラスト描く人いた気がする…
陶芸の上絵の場合、輪郭線描いてから色を塗っていく塗り絵方式なんだけど、紙に描く場合は色塗ってから、輪郭線を最後に書くという順番になる。
とにかく、お金にならないことばかりに力を注いでいる気がする…
これ、売れたらいいのに…