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大人の発達障害を考える。現状をみる。
子供の支援や療育は、充実した支援があるようになってきた。診断されて、ビックリして受け入れるコトへの抵抗のある親御さんも多いと思う。
それは、発達障害と線引きされることへの壁と言うか、思いたくないというか、何故そうなのかと言う疑問も湧いてきたりと、複雑な思いになってしまう。
でも、考えを少し前向きに考えるなら、もちろん子供の為もあるけれど、結果家族の為でもある。それは、気づかせてくれているギフトだと思う。今だけではなく、暮らしは毎日ずっと続いていくわけで、発達障害のコトで療育なり、支援で気づかせてもらったコトがあるとしたら、これから先の暮らしには、進んだ分の光がさすと思う。
気づきが暮らしに光をあたえ、豊かさをもくれる。
私の例でいうなら、福地家に嫁いでいきなり、暮らしの中に発達障害の大人がいた。どんな感じだったか言うと、33年前は、発達障害と言う言葉も聞いたこともなく、いつもいつも理由もわからず問題が起きている暮らし。会話も視線が合わず成立しないなど、その症状に右往左往。常に、症状の違和感に呆気にとられている暮らしが、毎日だった。私自身がホトホト嫌になっても、同じ出来事では同じパターンの問題が、常だった。繰り返し繰り返し、もういい加減にして!と、 気持ちの持って行き場が、ないのだ。家族は、ここに苦しみを感じる。多分、外から見ると、全く想像もつかないコトだろうなと思うと、なかなか家以外のところで、起こっている状態を言葉に出せないでいた。
そして、そんな恥ずかしいコトを相談するのは、出来ないとも思っていた。それより、相談する場所も無く、何処にどう言うふうに相談したらよいのかも皆無だった。時代であった。
そして、東北大震災と同じ日にヒロさんの依存症と言う症状が、勃発。福地家の色んなシワがよって来た時に最大災害が起こったのである。
今思えば、私達の子供の頃は発達障害と言う言葉も無く、勿論支援もなく、発達障害のエリアにいる子たちは、変わった子と、周りは理解していた。それでいいと思っていたし、支援とか療育とか必要だとかも、世間自体が認識がなかった。
その私達中年世代から上の年代は、大人になって色んな症状がでていることは、事実としてある。支援も無く、野放し状態。自分達の感覚のまま、問題を問題と思わず、子育てもしてきていると思う。家族運営もできないのに、家族と言う形態を作り、子供が生まれると親と言う立場で、子供の為と言いながら、親の言うコトを聞かせる。言うコトを聞くのがいい子とも言ってきたのも事実。
ホントの子供の気持ちに寄り添ってきたかと言うと、仕事で忙しいからとお金で解決してきたりと、気持ち重視の関係ではなく、物での解決を普通のようにしてきた。そのコトが、愛着障害を巻き起こし、家族問題が絶えない社会になってきたと思う。
大人の発達障害ほど、まだまだ未開発地帯。症状に対しての対処療法はあっても、ホントのケアはあるのかないのか、悲しいけど揃っていない。
世間では、依存症問題は、本人だけの問題とまだ大半の方は思っているが、福地家の発達障害を持つ複数の家族からの学びで思うコトは、当事者ひとりの問題ではないということ。当事者と全ての家族が、自分達の暮らしに起こっている現状を知ったうえで、何故そうなっていつのかをしっかり理解するコトが、ポイント。
支援は支援、療育は療育。その先に自分達で家族で家族を考える。
支援もしてもらっているから大丈夫とか、療育もしているから大丈夫とかは、家族の思いだけだと思う。暮らしは、家族の団体生活が大半で、家族の運営が成り立っているのか、いないのか。これは、自分達で築いていくものだと思う。
自分で家族を考える。
本人の症状をどうにか抑えるのも、大切。それと、同時に家族にもケアは必要だと感じる。本人が、支援で良くなっていっても、家族が同じ思考パターンなら、現状暮らしが健康的とは言えない。
当事者が良くなると、家族全体が良くなると思っている家族はとても多いと思う。でも、じっくり考えると、血が繋がっているし、何代も受け継いで来ているのが、現状。当事者に症状あるのも、根っこの原因は必ず、家族全体から見ると見えてくる。
そんなコトを理解して、しっかり家族でケアをしていくコトがホントは必要だと思う。直感だけではなく、全て体験して学んで来て、心底感じる。
そこに、今の社会の弱さみたいなものも凄く感じてしまう。
当事者本人、家族、支援者の統合した学びが、必要だともかんじる。
福地家復活プロジェクト進行中。そこで感じたコト。学んだコト。進んで変わったコトをこの日記に綴っていきたいと思います。
いつもいつも読んでくださり、ありがとうございます。何か感じて、少し立ち止まっていただけたら、とても嬉しいです。
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