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4年前、男友達からの「がんばらなくてもいいんじゃね?」

おとといからシドニーは記録的な豪雨。

今日も雨がじゃんじゃん降っています。

普段からやる気にみなぎっているタイプじゃないのに、こんな日はさらに労働意欲が低下。

さらに、先日、ワードプレスにエラーが出たことで少々の損害も発生。

自分の脇の甘さに落ち込んでいます。

早い話、今日はなにかとめんどくせえな、そんな気持ちなんですね。

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シドニーで知り合った男友達(仮にA君とします)は、同志のような関係で、10年以上のお付き合いになります。

海外で働くことの難しさやストレスを愚痴り合い、励まし合ってきました。

そこに愛だの恋だの色っぽいものは皆無。

だから心地の良い関係が今でも続いているのだと思います。

A君は家庭の事情で永久帰国をし、数年前から日本在住。

彼が日本に発つ日、寂しさを感じなかったのは「永遠の別れじゃない」とわかっていたから。

事実、一時帰国をするたびに一番最初に会う友達はA君です

(羽田空港に到着後、品川駅で待ち合わせをするから)

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4年前、私は心身ともににっちもさっちもいかなくなり、次の働き口を見つける前に衝動的に正社員の職を退きました。

「海外で無職」

心もとない気持ちと、言葉では言い表せない開放感。

「とりあえず日本に帰ってのんびりするか」と退職日の夜、私は羽田空港行きの飛行機に乗り日本へ。

品川駅へ向かう京浜急行の窓からちらちらと見える桜に気付き、

「日本へ帰ってきたんだなぁ」としみじみ思いつつ、

「これからどうしよう?」「親になんて言う?」と不安も大きくなっていきました。

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そして、品川駅で待っていてくれたA君と合流。

駅構内のうどん屋さんでうどんをすすりつつ、こんな会話をしたんですね。

私「仕事やめちゃったよ・・・」

A君「行きづまった?」

私「うん、まぁ、そんな感じ、、、これから何をがんばればいいんだろう?」

A君「別に頑張らなくてもいいんじゃね?

たぶん、彼は深く考えずにこの言葉を発したのかもしれないけど、私は妙に納得してしまい、

あー、そうか。

がんばらなくてもいいのか!

と、すーっと気が楽になったことは今でもよく覚えています。

「外国人として海外にいるのだから【勉強】か【仕事】を頑張らなければ」なんていう凝り固まった価値観があったんですよね。

2001年にオーストラリアに引っ越して、それからずーっと生活の基盤を作るために必死だった。

私にしてはまぁまぁ頑張ってきたんだよなぁ。

でも、たまにはがんばらくなてもいいんだ。。。

別に頑張らなくてもいいんじゃね?」の一言で無職であることの罪悪感が和らいでいきました。

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無職生活が2ヶ月が過ぎた頃

「暇だからやってみるか」

そんな軽い気持ちで始めたブログをきっかけに、現在は「海外で個人事業主」

何が起こるかわかったもんじゃありません。

とはいえ、しょせん私です。

冒頭でお伝えした通り、天気が悪ければやる気は失せる甘々なメンタルです。

そんな時、A君の「別に頑張らなくてもいいんじゃね?」が脳裏をよぎるんですよね。

そうそう、常日頃からがんばってたら息切れしちゃう。ちょこちょこ肩の力を抜いて、細く長く生き残っていければいいよね。

と、彼の言葉はサボる日の免罪符的な存在として、今も心の中に居座り続けています。

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