ギスギスしたご時世の小さな優しい世界
ツイッターをフォローしてくださってる方はご存知かと思うんだけど、私の事実婚パートナーはマレーシア人のタムタム。
最近、彼が日本語学習のアウトプット用に開設したTwitterアカウントで「温かい目で見守って下さるフォロワーさんとの優しい世界」が日々繰り広げられている。
フォロワー数は100人に満たないものの「いいね」やリプで反応してくださる方も多く、さらに「癒される」「ポエムを読んでる気分になる」とお褒めの言葉をいただくことも。
ツイッターって「間違いを正したくて仕方がない人」や「自分の価値観を暴力的に押し付ける人」に嫌な感じに絡まれるってことがあるでしょ(まじ消耗してた時期があった、、、)
彼の場合は「フォロワーさんに助けられてる」んだよね。
成長段階にある人、しかも赤の他人を「見守る」「応援する」ってことができる気持ちの余裕や心の広さっていいな、って思う。
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タイムラインに突如として現れる未完成の日本語でつぶやく全く無益なツイート、記念すべき初投稿。
設定やプロフィールの文章は私が済ませたけど、あとは本人に任せてる。
日本語の学習方法は主に私との会話、Youtube(仮面ライダーとドラえもんがお気に入り)読み書きはアプリ。時々翻訳サイトも使ってるみたい。
ちなみに中華系マレーシア人はマルチリンガルにもほどがある民族で、タムタムも常時5~6か国語を使いこなしてて、ちょっと意味がわからない。
・友達や家族とは福建語、広東語、客家語
・学校ではマレーシア語、北京語、英語
・仕事では上記の言語に加え時々インドネシア語・少々タイ語。
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「おなら」「おしり」「おっぱい」「うんこ」「ちんこ」は光の速さで覚えた日本語。何歳になっても精神年齢は小学生。
しかも「おならはわるくない」ときたか。
実際はおならが出る前に「おながらでますよ」と宣言してるよ。(そのほうが「れいぎただしい」とのこと)
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料理の画像を載せるとフォロワーさんから褒めてもらえる、と知ってからは食べ物のツイートが増えていきました。
毎日、キッチンに立つ人なので私以外の人から料理のコメントをもらえるのが嬉しい様子。
カレー、おでん、やきそば率たかめ。
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童話を読みきかせるので「桃太郎」の冒頭部分を応用してツイートしてるね。
身内を褒めるのもアレですが、こういうところに言語能力の高さを感じる。
「めでたしめでたし」はお気に入りのフレーズらしく、ツイートやリプでよく登場してて多少の不自然さはあるけど、まぁこれはこれでいいか。
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私はツイッターではブログ・アフィリエイト・ウェブマーケティングのアカウントをフォローをしてるんだけど、この界隈ってギスギスしてることが多い。(理由はいろいろあるので一言では説明できない)
そんなギスギスしたタイムラインに、
「あっぽーじゃない。あっぷるだよ」なんて流れてきて、私は脱力したよ、、、たしかに、あっぽーじゃない、あっぷるだけど。
さらにこの共同マガジンの相棒・オサムちゃん(@036_writer)から以下のリプが。
なごむわっ!
そうだよね (´▽`)
ぱいなぽーじゃない。
ぱいなっぷるだよね(´▽`)
ってなるじゃんか。
2人の40代男性とは思えない無邪気さにガッチガチに凝り固まった心が緩んだ瞬間でした。
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でね、この記事でお伝えしたかったことっていうのは、
すでに冒頭で書いているんだけど、ツイッターって「間違いを正したくて仕方がない人」や「自分の価値観を押し付ける人」に遭遇することがあるでしょ?
相手のやる気を削いだり、自覚なく傷つけるタイプ。。。。
はっきり物申す私かっこいい、みたいなね。
コンテンツとしてはおもしろい。
でもね、そこまでずけずけと足を踏み入れちゃだめでしょ、って領域ってあると思うんだ。
タムタムのアカウントは「小さな優しい世界」が広がっている。
・彼のつたない日本語を決してバカにしたり、からかったりしない。
・タメぐちでも気にしない。
・面倒くさがらずひらがなでリプをしてくれる。
・教えるときも押しつけがましくない。
ギスギスのギの字もないような雰囲気。
これって、フォロワーさんが「こういうこと言いたいんだろうな」と先回りして気遣ってくれる優しさだよね。
昨日、海外在住者が起こした大炎上劇を横目に(オーストラリア在住の方は見てたよね、、、)タムタムのアカウントはなんて平和なのだろう、と一人ほっこりしていました。