うちのマレーシア人がリップクリームを買ってきた
シドニーのロックダウンのルールに
◆生活必需品の買い物は1世帯1人
というものがあります。
我が家ではパートナー(以下タムタム)が買い物を担当し、私は家で待機・・・という日々。
料理が好きな人なので、食料品の買い物は彼の得意とするところ。
私からあれこれ言わなくても、数日分の献立をまかなう食料を買ってきます。
私は日本人、タムタムはマレーシア人、現在、お互いの母国ではなく第三国のオーストラリアで暮らしています。
「母国のものを食べたい」という気持ちもよく理解しているので、お豆腐や鰹節も忘れません。
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先日、タムタムが買い物から帰ってきたとき、
「リップクリーム買ってきたよ」
とバーツビーズ(はちみつ成分たっぷりのこれでもか!と潤うリップクリーム)のリップを渡してきました。
シドニーは1年中、乾燥していてリップクリームが手放せません。あれこれ試してみて、最終的に行きついたのがバーツビーズ。
アメリカのメーカーですがオーストラリアのスーパーでも売っている定番商品です。
どのリップクリームでも乾燥してしまうというリップクリームジプシーの方にぜひ試していただきたい!
メイクする時もバーツビーズの色付きリップがお気に入りです。唇が荒れないし長時間しっとりぷるんぷるん。
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ちょっと話がそれてしまったので戻しますね。
うちのタムタムがリップクリームを買ってきた・・・という、はたから見れば何の変哲もない話かもしれません。
でも、私は、
「普段使っているリップクリームもわかってくれてたんだ!」
と、ちょっと感動したんですね。
ロックダウンはネガティブな側面ばかりに目が行ってしまいがちですが、これは嬉しい発見でした。
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私たちが出会ったのは2002年。
当時はお互い留学生でした。
生活を共にするようになってから、ずいぶんと長い月日が流れました。
恋愛のドキドキ感はとっくの昔に薄れているものの、
「理解されている・わかり合えている安心感」
をロックダウンという不穏な状況で改めて感じることができました。
私たちは事実婚・夫婦別姓・子無し、お互い個人事業主として独立し、各自責任を持って事業を営み生活費を稼ぐ...という生き方を選択しました。
私たちにとって心地良い「在り方」は大多数の人々が選択する道とは少々ズレているかもしれません。
(※とはいえオーストラリアでは事実婚は法的効力があるので、あえて法律婚を選ばない夫婦は多いです)
でも、誰が何と言おうとタムタムは私にとってオーストラリアで唯一の家族であり、現状、この関係においては何の不満も心配もありません。
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今日(7月28日)先月末から続くロックダウンの4週間の延長が発表されました。
【参照リンク】豪シドニー、ロックダウン1カ月延長 コロナ感染者の増加続く
先が見えない生活ではありますが「家族との結束」が強くなる時期と前向きにとらえ、引き続き家の中でおもしろおかしく暮らしていこう・・・と、タムタムが買ってきたリップクリームを眺めながら思いました。
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★家の中で楽しめること、もうネタ切れになりそう...というあなたははこちらの記事もぜひ目を通してみてくださいね!
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