瞬速魔術SPELL7(スペルセブン)
ゲームマーケット2024秋を目前!その最新作である瞬速魔術SPELL7(スペルセブン)を試遊してきたぜ!!
プレイしている雰囲気がすごく楽しかったので、発売前に世界最速でレビューをしてくいくぞ!
ゲムマでは両日エリア39「たのし~が」をヨロシクたのむ!
▶ゲーム概要
◯ザックリルール説明
手番には、カードを山札から1枚引く or 手札から1枚を場に出す
上下2段の片側の数字を手札に揃えることを目指す!
そして呪文を唱えるッ!呪文を唱えて他プレイヤーにダメージを!
誰よりもHPを高くキープしつつ、相手を焼き払えッ!攻撃されても、アガリの数字が手札にあればガードも可能
手札を少なくして同じ色のカードを揃えていき、アガリを目指すゲーム
で、これが基本的な目標になる。
場にカードを出して行くと、手札が減って同じ数字のカードが手札に揃いやすくなり、アガリが近づく!という寸法(最終的には手札枚数1~2枚アガリでもOK)
とはいえ、場に出ているカードと同じ数字が手札にないと、そもそもカードを場に出すことができない。
手番開始時に手札下半分の数字が揃うとアガリの条件をクリアになる。
そして、呪文を唱えることができる!アガった人は、ほかのプレイヤーにダメージを与えられる。
プレイヤーのHPは77からスタート!
誰かのHPが尽きて、最後に一番HPが高くて元気な人が勝者となる。
▶感想戦
◯ここが良いぞ!
呪文を唱えるのが楽しい!唱えたい!
プレイしている雰囲気が楽しい!小学生キッズ&大きなお友達が大喜び!でオヌヌメ
相手のライフを削りきったらイイッ!という脳筋思想
◯ここがイマイチだぞ!
いわゆる『ゴーアウト(手札を減らしたいゲーム)』に分類されるので運強めなところ
「ロイヤルカード」(上下ゾロ目)が出しにくい
【総評】
ボードゲームが「面白い!」と感じるときは、どんな瞬間だろうか?
脳内を焼き切るくらいにフル回転させたとき?
他人と接戦を演じたとき?
ぐぬぅ!と唸る真新しいゲームシステムやルールを知ったとき?
色々と状況は思い浮かべることができるけれど、本作の面白いと思う瞬間は「呪文を唱えているとき」である!!
『手札から場にカードを出したとき』
『アガリの呪文を唱えたとき』
そんなときに、「マグマー!」だの「ライトニング!」だの言いながらプレイする。
あるいは
「スプラッシュ!アクア!フリーズ!ブリザァァァァァド!!!!」と叫ぶ瞬間だ。
ゲームとしては、アガってダメージを与えたり、逆にダメージをもらったり、そんな一喜一憂する展開が続くのだけれど、それはそれ。
このゲームの一番の魅力は魔法を叫ぶロールプレイングにこそあると感じた。
ボードゲームを遊んでいて思うのだけれど、『言葉にして叫ぶ』ということは案外やらないものだ。
コミュニケーションゲームや単語当てなんかのジャンルだと会話やイチ単語にフォーカスすることはあれど、『気持ちよく言いきる』というのは意外と機会が少ないのではなかろうか?
『PIT』にて、大声で交換を求めるときの興奮に近いものを『スペルセブン』に感じている。
良いコトばかり言っていてもアレなので一応欠点についても触れておくと、やはりゴーアウト系ボードゲームの宿命でもある『運ゲー』という言葉からは逃げられない。
この点については、筆者ふっくんは『ナナ』をやっても『SCOUT』をやってもアガれる気配が1ミリもなく敗れる激弱プレイヤーなのであくまで主観的な判断として捉えていただきたい。
また「アガれないなぁ」と思ったら、ひたすら山札から引いて、ガードを強化するという戦法もちゃんとある。
もう1点。手札にゾロ目の「ロイヤルカード」が出しにくく腐りやすい。これについては"ゾロ目の手札のみでアガれるバリエーションルール"の追加をぜひ作者様には要望として上げておきたいところ(一応、案としてはあるらしいが未決定のよう)。
というわけで、単純にカードを捨ててアガリを目指すゲーム…というより、ロールプレイングも楽しみながらわいわいと盛り上がるボードゲームが、この『スペルセブン』だ。
1ラウンドもほんの5分程度なので、ぜひゲームマーケットに訪れる方々は気軽な気持ちで試遊してもらいたいな、と思う!
小学生とたくさん遊ぶ機会のある方、学童関係者の方々には特にオススメしておきたい!
もちろん、大人がやっても非常に盛り上がるので、大きなお友達もぜひプレイしていただきたい!
予約ページリンク
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSep5t64UYJKc9Ly6hdKdWKr11h7G3hn7-9v4C5aPX3rxGTZqw/viewform