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大槌町地域おこし協力隊 福島隊員活動報告(2024年10月号)

福島です。試験を受けたり旅行に行ったりと、公私ともにちょっと詰め込みすぎな10月を過ごしておりました。無事に乗り切ることができ安堵しています。でも喉元過ぎたのできっと懲りずに11月も同じことをするような気がします。
出張マシマシの10月の活動報告です。最後までお読み頂けると嬉しいです。
(写真は頂いたBigマツタケ。マツタケたっぷり炊き込みご飯にして頂きました。贅沢~!)


交付式参加

猟友会の人から「交付式やるから来てね」という連絡を頂きました。初めての行事ですがどうやら狩猟者登録証を交付するので会員が集まるそうです。去年は猟期途中での狩猟者登録だったので、このような「みんなで一緒に」という登録は初めてです。ドキドキ。でも「交付式」ですし、登録証受け取るくらいの軽い集まりでしょう。
というわけで、10月17日(木)に釜石PITで開催された「事故防止研修会」に参加してきました。「交付式」じゃないじゃんと思いつつ会場に入ると分厚い資料を渡されました。講師席には振興局や警察の方もスタンバイしています。これは軽い集まりじゃないなと流石の私も気付きます。90分ほど狩猟に係る諸々の注意事項を聞いたうえで登録証を受け取りました。流石「研修会」です。

これで晴れて今年も無事にハンターになることができました。今シーズンも無事故無違反で終えることができるよう気を引き締めて参ります。

事故例を聞くと身が引き締まりバッチがより輝いて見える

以下余談。講義で使った資料は言わずもがな、一緒に渡された猟友会の会報が結構読み応えがありました。他の県の取り組みを知る機会は中々無いので読んでて面白いです。猟友会HPでバックナンバーが読めるので皆さんも是非。

秋の爆音~セカンドシーズン~

10月19日(土)に花巻市で開催された煙火消費保安講習会に参加してきました。今年もこの時期がやってきましたね。内容は昨年と同じなのでそちらを御覧ください。一応概要を説明すると、座学と実技で煙火(ここでは動物を追い払う爆竹のこと)の取り扱いを学ぶというものです。

……とは言いつつも昨年とは微妙に違います。なにせ2回目ですから。昨年は実技会場への移動の際に道に迷いかけるアクシデントがありましたが、今年はちゃんとカーナビに登録して向かうことができました。これが2年目の余裕というものです。ちなみに前の車がカーナビと違うルートを走る&途中の信号全部で停まってしまい前の車と千切れるというアクシデントに見舞われ、結局ハラハラしながら会場に向かうことになりました。2年目の余裕はどこへ。

実技は昨年は轟音玉でしたが、今年は仕事で使う5連発爆竹です。いつも使っている爆竹と同じなので今年は余裕ですわと写真を取っていたら謎の破片を被弾しました。軍手してなかったら危なかったかもしれません。何があるか分からないのが煙火なので無意味な接近は止めましょう。

ちなみに今年も例によって爆発音がメチャクチャうるさくて説明を聞くのが大変でした。来年は射撃用で買ったイヤーマフを持参します。

更新者以外の実技は轟音玉でした

2級って3部門あんねん

10月26日(土)に開催された生物分類技能検定を盛岡で受験してきました。3級は昨年合格したので今年は2級(動物部門)です。1級は受験に条件があるため、2級は私が受験できる最上位の級になります。2級は私がひーひー言っていた3級の上位なので当然難度も高く、「何回も受験してようやく合格できました」みたいな話をよく耳にします。
同会場にいた他の受験者は受験に相応しい風格が漂っている……ような気がします。試験前って他の受験者がみんな勉強ができる人に見えますよね。別に「上位何割が合格」みたいな競争的な試験じゃないから他の受験者の成績なんか関係ないのに。自信の無さの現れか。

なお合否は12月に発表のため、例によって現時点では試験の感想を伏せます。私は小さい人間なので。

……とは言え感想を書かないと文量が少なすぎますね。でも試験問題については漏洩してはならないという規約があるので感想以外に書くことってほとんど無いんですよ。
えー、試験会場にはイヤーマフと耳栓がありました。煙火講習でほしかった。

立体柵実験 in 大槌(となるか?)

10月22日(火)に沿岸広域振興局にお伺いし、「立体柵」の実証実験について打ち合わせをしてきました。この「立体柵」は金網を立体的に置くことでシカの侵入を防ぐというものであり、昨年見学した盛岡での実証実験では優れた効果を発揮しています。

なんとそんな立体柵を遂に大槌でもやってみようじゃないか、という話になり、実証実験をどのように進めるべきかについて担当の方と意見を交換してきました。
意見を交換、とは言っても初回の打ち合わせなのでまだまだ手探りです。ですが導入へ大きく前進する一歩であると感じています。私としても非常に興味のあるテーマなので是非とも実現に漕ぎ着けたいです。続報をお待ち下さい。

クマ会議、草刈提起

10月31日(木)に盛岡で開催された「ツキノワグマ被害防止対策に係る県市町村連絡会議」に参加してきました。……というより会議で発表してきました。発表内容は大槌町で今一番熱い事業(私調べ)である緩衝帯整備についてです。会議は名前の通りクマ対策に関する情報の共有を目的としており、大槌町の取り組みを事例紹介として発表する機会を設けて頂きました。

そわそわ

現地入りするとマスコミ各社がカメラを用意していました。もしかして大注目案件か?意識したことで一気に緊張しました。「あっ、えー、ただいまご、ご紹介にあずかりま?、あずかりました。」みたいなことを口走ったような気がしますが、話し始めたら幾分か落ち着きました。噛み噛みだったなというのが率直な所感ですが、スライドと併せてなんとか緩衝帯整備の紹介はできたのでは……という感じです。
一番心配していたのは発表後の質疑でしたが、無事お答えでき(たはず)、安堵しています。自分では思いつかなかった視点からの質問は非常にありがたく、次回以降の発表に活かしてどんどん当事業をPRしていきたいです。

さて帰宅してゆっくりしていると、「盛岡市でクマ対策の会議が……」というニュースが。報道があることは知っていたので「映り込んでいるかな~」と観ているとそこにはバッチリ映る私が。一瞬映り込むくらいかなと思っていたのでびっくりしました。中々ない機会なので取り急ぎ家族に連絡しました。
冒頭の噛み噛み挨拶がお茶の間に流れることはなかったので安心しました。ありがとうプロの編集。

ちゃんと「報道機関」って書いてあるのに気付かなかった

出張5連発でお届けしました。ちゃんと事務方の仕事もしているのですが、月報に書くとなると出張が多くなりますね。こんなに極端に偏るとは思いませんでしたが。

以上で10月の月報を終わります。
最後までお読み頂きありがとうございました。

出張リスト

10月17日(木):狩猟者登録に係る事故防止研修会@釜石PIT(釜石市)。
10月19日(土):煙火消費保安講習会@東和コミュニティセンター(花巻市)。
10月22日(火):立体柵に関する打ち合わせ@沿岸広域振興局(釜石市)。
10月26日(土):生物分類技能検定2級(動物部門)の受験@イエス・ネットワークテスティングセンター盛岡大通校(盛岡市)。
10月31日(木):ツキノワグマ被害防止対策に係る県市町村連絡会議@岩手県水産会館(盛岡市)。

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