ワークとライフに役立つネット記事(23)~SNSで炎上したら?

 今回の記事は、SNSで炎上した際の鎮火対策の心構えを示していますが、不祥事への対応一般に共通するものとして、大変参考になります。
 
 組織内で重大なミスや不祥事(の疑い)が生じたときにどう行動すべきか。隠蔽や矮小化を図らない真摯な対応とは何か。この記事を読みながら是非、具体的な事例(例えばセクハラ、パワハラ)を想起してイメージトレーニングしてください。
 また、他の自治体で起きた不祥事のニュースを見たら、必ず、自分の課で同じことが起きたら自分はどう動くか、報道されているような醜態を避けるために自分には何できるか、思考をめぐらせてください。
 
 不祥事対応の核心は、小手先の「対応マニュアル」作りではありません。
 平時から一貫する原理原則としての「心構え」です。
 危機に際して最後に自分の身を守るのは、「誠実さ」です。
 組織を一歩でも良くしたい、社会が組織に期待するところを一歩でも実現したい、その真摯な想いこそが、重大な危機に瀕した組織と担当者個人を支える最後の拠り所となり、苦しい経験の中から、より良い組織、より強い組織が生み出されるのです(失敗は次の成功の基礎)。
 このことを理解できない者、眼前の矮小な権益の確保(保身)に汲々とする者は、決して組織を率いてはなりません。そのような者が率いる組織は、必ず社会に害悪を撒き散らしながら自滅していきます。