ワークとライフに役立つネット記事(38)~気負わないリーダーの方が割とうまくいくワケ
今回の記事は、「リーダーは格好を付けず、気楽に、自然体でいた方が良い」と説いています。
職場のリーダー(〇〇長)というのは、仕事を複数人で分担する上での一つの役割に過ぎず、「偉い」「高い」「上」といった担当する個人の価値を示すものではありません。
そもそも、リーダーはメンバーの力を借りなければ、絶対に成果を上げることはできません。いかに能力が高くても、一人でできるなどたかがしれており、他人と協力して初めて大きな成果を生み出せます。そして、他人(部下は他者、別人格)に協力をお願いする際、「当然のように」「上から」「一方的に」「命令」しても、気持ちよく、自発的に動いてもらえるはずがありません。
ところが、一部の人は、与えられた役割を自分自身の価値の高さと勘違いし、自らの優位性を誇示するため、部下に対して尊大に振る舞って悦に入ります。このような感性こそ、パワハラを生み出す大きな原因であり、組織にとって極めて有害です。
むしろ、自分の弱点を認める勇気を持ち、謙虚に部下に助けてもらえる人に、リーダーの資質があります。人それぞれの弱み/強みから多様なリーダーが生まれ、レジリエントな組織となるのです(同質のリーダーばかりでは、危機の際に極めて脆弱です)。
昭和のマッチョなリーダー像のイメージに囚われ、「自分にはできない」と尻込みしている人は、それこそもったいない。組織にとっても大きな損失です。是非、アップデートされた多様なリーダー像を自ら体現してください。