No.166 逆転サヨナラホームラン

頬を汗がつたう。

首にかけたタオルは汗と周囲の熱気で熱い。

片手にある冷えたビールが喉を潤すと同時に、

カキーン!

と純白の球が青空を翔け抜ける。

白い飛行機雲に重なり、どこまでも翔ける球は
センター後方スタンドに一直線。


周囲が一度沈む。


そして一気に熱気が爆発した。

逆転サヨナラホームラン!!

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