No.150 心雨

「雨……止まないね」彼女はそう呟いた。

放課後、カフェで彼女と話に華を咲かせていたが、ドリンクが無くなった今も雨が止む気配はない。

まるで彼女の心情のよう。

彼女は先程盛大に振られた。

気分転換にと遊びに誘ったが、
生憎の大雨で彼女の愚痴を聞くことしかできなかった。

私は彼女を愛してるのに。

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