No.191 夜の砂浜

真っ暗な砂浜、熱い缶コーヒー片手に座り込む。

静かな波が足を飲み込んでは吐き出す。
この時間が大好きだ。

全ての悩みを波が流してくれるからなのか
……日の光を吸った砂浜が今でもほんのり温かくて、私に暖かさをくれるからか。

いつの間にか冷めた缶コーヒーを飲み切って、
今日も砂浜に別れを告げた。

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