詩 懐かしさ

顔も名前も声だって
何にも覚えてないけれど

香る匂いが私を抜けて
ふわりと思い出が浮かびます

浮かぶ思い出の雰囲気が
本当は無かったものかも知れないけれど

美化された思い出の面影は
どこか儚い気持ちにさせるのです

これを懐かしいというのでしょうか

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