ハンディーターミナル の はなし
使ってます
私の勤務先(食品製造)ではハンディターミナルを利用しています。ハンディターミナル? 聞いたことないという方もいるかも知れませんが、運送会社の方が配達のときに使っているのを見たことがないでしょうか。
手に持って、ビームをかざしてピッピッとやるあれです。
「作業をラクで確実に」を実現すべく、1年くらい前から、一部の作業で使用しています。ということで、ハンディターミナルに関することなんかを書いてみようと思います。
何に使うのか
工場・倉庫・店舗などで、物の管理や情報の管理に対し、人の力を多く割いているところも多いのではないでしょうか。私の職場もそうでした。いや、今もそうです。PCやシステムを使ってはいても、まだまだ人の力が必要なのです。
しかし、製品や資材の種類は増えるし、確認する項目も増えるし、従業員の年齢も上がっていきます。。。機械の力に頼りたい。。。
重要なんだけど、人力ではしんどかったり 面倒なこと。そういう業務に、便利な機械を使いたかったのです。
やりたかったのは、以下のようなことです。
◆人の目視による確認 を 機械化
1つは、確認です。
工場の作業ではよく、2つのものが一致しているかの確認をしています。
たとえば、商品コードや賞味期限などが、「作業指示と商品現物とで一致しているか」を確認します。指示通りに作業できているか、を見るわけです。
人が1文字ずつ目と指で追ったり、日報上で線で結んだりして確認していました。
しかし、繰り返しやっていると慣れてきてしまいますよね。慣れてくると、「確認のためにやること」が「(ただ)やること」になってしまって、間違いに気づきにくくなってしまいます。しかし、間違いを見落としてスルーすると回収騒ぎなど大事故になってしまいます。
とても重要な事なんで外せないんですが、人がやるにも負担です。
間違えてはいけない・見落としてはいけないという、精神的負担
小さいものを目で見比べるという身体的負担
どちらも、とても疲れます。後者なんかは、ヤングな人はいいのですが、ヤングでない人(私も)にとっては、これがまた、ねぇ。。。
◆紙へ手書きの記録 を 電子化
もう1つは記録です。
たとえば製品の在庫数を記録するときには、クリップボードとペンを持ち歩き、数えて記入しながら工場内を移動していくことになります。
ストア(製品の置き場)と同じ順番に製品名が印刷された記入用紙を使っていましたが、置き場でないところに仮置きされていたり、自由席なんかもあったりして、そうなると記入漏れや重複記入が起きてしまうかも知れません。漏れ有りダブり有りなんて最悪です。
やはり、現物を見つけた順に記録できれば、移動も少なく、時間もかからず、間違いも起きにくいでしょう。製品についているバーコードを読み取るようにすれば、書くべき記入欄を間違えることもありません。
で、使ってます
現在では、実際の作業に利用しています。
確認では、2つのものが一致しているかの比較が一瞬でできます。
また、記録では、バーコードの読み取りは速いので、在庫確認は「バーコード読み取り→数量入力」の繰り返しでどんどん進んで行きます。
記録したデータは、PCに送信して保存できます。
データの利用については、まだあまりやれてなくて これからなのですが、紙のままではできなかった検索や集計などに使えると思います。
紙をめくって探したり、手計算したりが無くなりますね。
導入時には結構なお値段がしてしまうハンディターミナルなんですが、人の負担軽減・リスク低減・紙の削減・省力化・間違い防止などに、役立ってくれています。
ありがとう! また今度きみのこと書くよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。