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部活動地域移行の現状と考え②

近年、部活動が廃止されることが、社会問題になっています。これまで部活動地域移行について、たくさん投稿しました。

学生時代、吹奏楽部を経験してきた私にとっては部活動を無くしてほしくない気持ちで、記事に何度も思いを綴っています。
今回は部活動の現状と考えPart2になります。部活動地域移行についての現状やさらに追加で考えたことなどお送りします!


部活動の現状

まだ地域や学校によっては部活動やっていたり、(練習時間など制限あり)地域移行が実施されている地域もある。
中には部活動は廃止されないが、教員が顧問をやることが無くなり、部活動指導員や外部指導者を委託して部活動の顧問に当たっている地域もある。

そもそも部活動指導員とは?

部活動指導員とは、校長の監督を受け、スポーツ、文化、科学などに関する部活動の技術指導や、大会、練習試合といった学校外での活動の引率などに携わる人材を指す。

ニッケン知恵袋

資格や給与はあるの?

教員免許や部活動指導員検定などは持ってなくても指導に当たることができる。(資格持っていたほうが良い)技術指導や引率だけじゃなく、用具や施設の点検や管理、運営、保護者や教員との連携なども担当するので、給与は発生する。

外部指導者とは?

外部指導者は部活動の担当教員と連携、協力しながら、主に技術面の指導を行う人材を指す。

ニッケン知恵袋

部活動指導員との違い。

部活動指導員は学校の職員として位置づけられ、技術面だけやなく、大会や練習試合などの学校外活動の引率が可能で指導の幅は広がるが、外部指導者は公的な立場ではないため、引率ができない。給与も学校によっては発生せず、ボランティア扱いになる。

部活動指導員、外部指導者のメリット

  • 教員免許がなくても、生徒にスポーツや文化の楽しさ、厳しさなどを指導することができる。

  • 経験や得意分野を生かせる。

  • 教員の負担が減る。

  • 専門的な指導を受けられる。

デメリット、大変なところ。

  • 技術指導以外にもメンタルのケアや運営管理などやることが多く、責任が増える。

  • 教員や保護者の方の連携が必要になる。

  • 部活動指導員や外部指導者だけで給与を得られるのは厳しい。(副業だと問題なし)

  • 生徒との距離感や関わり方が難しく、教員との指導の違いに戸惑いを感じる。

わたしの考え

私は部活動指導員や外部指導者に委託して、学校の部活動を継続させることに賛成する。
部活動を廃止して地域移行させると、教員の負担は減るものの、生徒や保護者の方の負担が増えてしまったり、地域の活動に参加できなかったりと差が出てきてしまうから。
部活動地域移行は地域の判断に任せて、部活動指導員や外部指導者が顧問をして、部活動の形を残していって欲しいなぁと感じる。

教員も部活動に関わってほしい。

指導者に部活動の顧問を任せることで、教員は部活動に関わらなくなってしまう。授業やテストの準備など本来の業務に集中できるのは良いことだが…。
部活動指導員や外部指導者は技術指導はできるが、生活指導やメンタルケア、生徒の成長を促す指導はなかなか指導しきれない。
部活動指導員や外部指導者に任せきりでの指導は難しいので、副顧問のような立場で、教員も部活動の指導に関わっていったほうが理想的かなと考える。
色々考えはあるが、全国統一で部活動廃止じゃなく、学校や地域によって地域移行したり、部活動指導員や外部指導者を委託して部活動を継続したりと選択肢が広げられたらと感じる…。

まとめ

  • まだまだ地域移行は実施されていないところがほとんどだが、部活動指導員や外部指導者を委託して、部活動を継続している学校もある。

  • 部活動指導員は、学校外活動の引率や運営管理はできて、給与が得られるが、外部指導者は技術指導しかできず、ボランティア扱い。

  • 部活動指導員や外部指導者は、教員免許がなくても指導ができるし、経験や知識を生かせるが、教員や保護者の方の連携やメンタルケアなど責任が増える。

  • 教員も副顧問の立場で部活動の指導に当たってほしい。色んな選択肢が広げられたらと感じるが、難しい問題だ。



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