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ガンジー

偉人の伝記 
~ ガンジー 自身の行いを信じ抜く強さを得た男 ~

【生い立ち】
 インドで産まれる。当時のインドはイギリスの植民地だった。インド人への差別が強かった。

 ガンジーは心優しい真面目な性格で、素直な少年だった。その反面、気が弱い少年でもあった。肉を食べれば強くなれると聞き、信仰していたヒンドゥー教を破り、肉を食べてみたり、時にはタバコを吸ってみたり、挙げ句にはお金を盗んだこともあった。

 自分のしていることに罪悪感を覚えたガンジーは、今までの罪を紙に書き出して父親に手渡した。父親がガンジーの行いに涙をしたところを見た彼も涙した。
 自分の非を許してもらうことだけでなく、自分自身の非も許したかったのだと思う。許し許されることで罪悪感を消すことができた。

 ガンジーは弁護士になる。仕事で南アフリカに行く。南アフリカもイギリスの植民地で現地の人を差別する風潮があった。

 差別は暴力に繋がり、イギリス人以外は力で縛り付けられる。その中、ガンジーは率先して仕事を放棄すると、それに同調した現地の人が仕事を放棄し始めた。イギリス人に暴力を振るわれるも、服従せず反抗もしなかった。

 インドに戻ったガンジーはさらに、イギリス人の利益になるような買い物を避けるようにした。衣服は自分たちのために作り、イギリスが独占していた塩を採りに320km先の海までインド人を引き連れて大行進をした。

 途中、イギリス人に殺されてしまう者もいた。しかし、この出来事が世界中に知れ渡るとイギリスを非難する声があがった。この事により、イギリスはガンジーと話し合う場を設け、インドは独立することになった。

【転機】
・暴力や差別の中では、解決はない。
・相手に相手自身の非を認めてもらうこと。
・あからさまに間違ったことに対して、進んで反対していった。
・理解者の多さ。

→ 暴力に暴力を返したり、差別に差別を返すことは解決に繋がらない。イギリスに依存していた自分たちを否定していき、自分たちだけでも生きていけるのだと訴えた。その訴え方には、暴力はなく、イギリスに服従することもなかった。

 ガンジーの行いに賛同、同調する理解者が多かったことがガンジーを後押ししたのだと思う。ガンジーもガンジー自身信じる力が増した出来事だった。

【同調し
  許され合える
      真実を】

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