イギリスの就職活動|CV
この記事では、イギリスの就職活動で必要になるCVについて紹介します。
CV(Curriculum Vitae)は日本での履歴書にあたるもので、イギリスでは特にフォーマットは決まっておらず、自分自身で好きなように作ることができます。ここでは、一般的に良く使われているCVの形式を紹介します(Webクリエーターやデザイナー等、クリエイティブな業種のCVはまた違ってくると思うので、そういった分野の方はオンラインで探してみてください)。
一般的なイギリスのCVは2ページの構成(font size:10 ~12)で、以下の形式を使います:
(1)PERSONAL STATEMENT
(2)KEY ACHIEVEMENTS
(3)CAREER HISTORY
(4)EDUCATION
(5)SKILLS, INTERESTS & EXTRACURRICULAR ACTIVITIES
学歴と職歴の順番は、自分のアピールしたい状況によって入れ替えます。例えば、イギリスでMSc取得中や取得後に就職活動する時に、イギリスでの経験をアピールしたい場合は学歴を先に持ってきたり、応募する仕事内容を勘案して調整します。
日本の履歴書と違う点は、イギリスの場合、応募する求人によってCVを調整することが多いので(業務内容に直結する経歴をアピールしたりキーワードを含めたり)、最初に master CV といって自身のすべての経歴を事細かに記したCV(2ページを超えてOK)を作っておくと便利です。Webサーチで、「master CV」+「job-specific CV」と検索すると色々なアドバイスが出てくるので、一度確認してみてください。
色々なイギリスの大学のキャリアサービスがCVの作成方法についてのガイドラインをオンラインで分かりやすく紹介しているので、詳細についてはそれを確認してみてください。オンラインで様々なスタイルのCVが紹介されていますが、個人的にはシンプルなデザインが分かりやすくて良いんじゃないかなと思います。例えば、「Cranfield University」の「Tailoring your CV & Cover Letter」で紹介されているフォーマットはイギリスで転職、またはMSc取得中や取得後の方におすすめです。また、PhD取得中や取得後の場合は、「Cambridge University」の「CVs and Cover Letters for PhDs and Postdocs」がおすすめです。
CV作成時の注意点としては、経歴にサポートされていない buzzwards の使用を避けること、また冗長な表現は避け、簡潔に箇条書きで経歴を記すことが挙げられます。私自身ががキャリアサポートでアドバイスされた点は、1つの職歴につき、Max4~5点の経験の箇条書きに絞ることで、それ以上になると多すぎてどの経験が注目するにあたるか分からないとのことでした。これは業種や個人の考え方によるところも多いかと思うので、参考までに。
この記事では、イギリスのCVについて簡単にまとめました。少しでも参考になれば幸いです。色々なイギリスの大学が紹介しているCVの作成ガイドラインはすごく役に立つので、一度確認してみてください。CVに正解はないので、色々な求人に応募して面接まで通るか通らないかを基準に、徐々にBrush-upしていく方向が良いのかなと思います。