part.18 第3回全国ヨーグルトサミットinいわてが繋ぐ絆とレガシー
FOOD展での講演
サミット発起人「中本正樹」の存在
2021年10月28日㈭。
人生初となる講演会。
話は4か月前に遡る。
きっかけはくずまき高原牧場。
「第3回全国ヨーグルトサミットinいわて」の実行委員になっている事を知ったFOOD展事務局が、サミットHPを見て連絡してきたのだ。
酪農家とつながる『 全国ヨーグルトサミット』の取組みについて、主催者セミナーで講演してほしい。
内容を受けた私は、身分不相応と思い、講演者を考えた。
実行委に相談した。
「小林君じゃない?」
それでも不相応だと思った。
ある方に相談した。
それが発起人である小美玉市役所職員の中本正樹(なかもとまさき)氏である。
中本正樹という男
この方、市役所職員という枠のレベルを遥かに超えている。
全国各地からオファーがかかる講演の依頼。
それもそのはず。
大役を成し遂げたのだから。
ヨーグルトサミット発起人の中本氏。
元々は全く別の市役所業務を行っていたという。
そんな中、匿名で兼務辞令が出た。
辞令当時、伝えられたこと。
「100個全国からヨーグルトを集めること」
「全国から3万人集めなさい」
これのみである。
おそらく、市は適任は彼しかいないと分かっていたのだろう。
そんな中、まず中本氏率いる小美玉市職員が始めた全国行脚。
北は北海道、南は九州まで。
そんな中、ちょっとでも脈のある自治体やメーカーを回っていた中で、1番の好感触だったのが私だったという。
本当に恐れ多い。
結果的に108種類のヨーグルトが集まり、約4万人が集まるモンスターイベントとなった第1回全国ヨーグルトサミットin小美玉。
単独開催で、これはとてつもない実績だ。
生半可な覚悟では到底成しえない。
勿論中本氏以外の市や住民の力もあってこそ。
しかしながら、中本氏が核であったことに違いない。
サミットをきっかけとし、優れた取り組みを行っていることが認められ、2021年シティプロモーションアワード金賞を受賞する。
そんな中本氏に相談したところ、すぐ返答が来た。
「小林さん、一緒に出ましょうよ?」
あまりに突然の誘いに、さすがに躊躇した。
対話は営業で慣れていたが、人前で話すことなどやったことがない。
スピーチは小美玉で経験していたが、話す内容を準備して臨んだ。
今回はパネルディスカッション形式。
中本氏がファシリテーター、私がパネラー。
私がパネラー?無理無理!
そう思っていたが、この時既に総合プロデューサーとして任を授かり、後ろ盾もしっかり感じていた時期。
その日に中本氏に返事をした。
「上手く伝えられるか分かりませんが、一緒に出させていただきます」。
小林講演デビュー
講演前、とにかく緊張していた。
喉の渇きが止まらなかった。
しかし、すぐに気が楽になった。
それは、中本氏の事前ミーティングのお陰。
午後の講演に備え、事前に中本氏と会い、打合せをした。
実に2年ぶりの再会。
中本氏にいくつかの質問をされた。
すんなり答えられた。
それをベースに質問していくということで会場へ向かった。
今でも不思議だが、自信をもって話せた。
これまでの経緯、ご当地ヨーグルト・ヨーグルトサミットの魅力、岩手でやりたいことや、今後の展望。
改めて言おう。
中本正樹氏、まさに化け物だった。
私が話した内容をその場でパッケージ化し、会場の皆さんに分かりやすく伝えるのだ。
講演終了後に学んだこと。
話すこと、対話の重要性。
それを体感したのは、講演の翌日。
自分のやろうとしていること、サミットでこれからやろうとしていることが整理できたのだ。
ここでの経験があったからこそ、この後の事業に繋がっていったと確信している。
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