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part.13 第3回全国ヨーグルトサミットinいわてが繋ぐ絆とレガシー

アテンドツアー2日目

■2日目
①岩泉ホールディングス工場・道の駅(岩泉HD下道氏、佐々木氏、保呂草氏アテンド)
②なかほら牧場(なかほら牧場岡田氏、河井氏アテンド)
③しあわせ乳業(しあわせ乳業佐藤氏アテンド)
④カワトクシュクラン
おまけ
賢治の大地館(オリンピア企画中里氏アテンド)
YOSHIDA LIFE(岡田氏アテンド)

朝食はくずまき高原にて洋食をいただく。

朝食①:岡田慎也氏撮影
朝食②:岡田慎也氏撮影
ノンホモならではのクリームライン:岡田慎也氏撮影


岩泉ホールディングス

早朝出発し、岩泉町岩泉ホールディングスへ。

迎え入れてくれたのは、下道副社長、佐々木統括部長、保呂草(ほろくさ)執行役員。

左 保呂草氏 中 佐々木氏 右 下道氏:岡田慎也氏撮影

全国にもファンが多く、「岩手のヨーグルトと言えば?」と質問すれば、いの一番「岩泉ヨーグルト」と返答がくるほど、知名度の高い岩泉HD。
現に、モンドセレクションにて加糖・プレーンは何度も受賞歴があり、その味は折り紙付き。

2016年の台風被害より不死鳥のごとく復活し、完成した工場を視察。
近代的な設備を整えており、安心・安全・信頼を兼ね備えた製造工場。

工場見学①:岡田慎也氏撮影
工場見学②:岡田慎也氏撮影

隣接する「道の駅いわいずみ」では、岩泉製品がズラリとそろっており、入り口から岩泉ヨーグルトがお出迎え。

道の駅いわいずみ①:岡田慎也氏撮影
道の駅いわいずみ②:岡田慎也氏撮影

地元特産のケヤキやサクラ、センを素材とし、木工職人が手づくりで製作した岩泉ヨーグルト専用のレードルも道の駅の人気商品。

人気のレードル:岡田慎也氏撮影

また、ヨーグルトなどの乳製品のみならず、化粧水やサイダー、ドレッシングなど様々な商品にチャレンジしていく姿勢と強さが岩泉HD様の強み。

2020年には、イタリアンジェラートショップ「ViTO」と技術連携し、「ViTO×IWAIZUMI」をオープンするなど、その躍進・進化は留まるところを知らない。

VITO×いわいずみ:岡田慎也氏撮影


なかほら牧場

次の目的地は同じく岩泉町にある、なかほら牧場。
なんといってもなかほら牧場の最大の魅力は牛。
向井氏と岡田氏の距離感を見てほしい。

岡田慎也氏:岡田慎也氏代替撮影

この時から、岡田氏・向井氏の関係性はガッチリ作られていた。
岡田氏・向井氏が実際に会ったのは前日。
向井氏に最初に会ったのは、私なのに。私なのに!
なぜだ、何故なんだぁ!
岡田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


イケメン罪:小林撮影

ふぅ、少し心が落ち着いた。つづけよう。
なかほら牧場は北上山系の700m~850mの窪地に位置し、平らな牧草地だけではなく、山の植生を活用する「山地酪農」という手法を用いて、“牛なり・山なり・自然なり”の放牧酪農を行う。

なかほら牧場①:岡田氏撮影
なかほら牧場②:岡田氏撮影
なかほら牧場③:岡田氏撮影

24時間・365日の昼夜自然放牧で育ち、野シバや木の葉や野草を食べて健康に生きている母牛からの自然の恵みが詰まっている。
訪問時、新芽で一番美味しい時期で、牛達は山麓まで登ってきていた。
穏やかな天候だったこともあり、野シバを食べている「音」はまるで幻想的な音楽の様だった。
そんなストレスフリーな環境で育ったからこそ、中洞牧場製品は美味しい。
ご当地牛乳グランプリ最高金賞受賞の日本一高いといわれる牛乳をはじめ、メディアでも多く取り上げられているグラスフェッドバターなど人気商品が多数。
ヨーグルトは爽やかな酸味と生乳の旨み・風味が楽しめるプレーンタイプと、自然派にも人気の高い「アガベシロップ」を使用した加糖ヨーグルトを展開する。


しあわせ乳業

次の目的地は宮古市しあわせ乳業。対応してくれたのは、将来的には観光誘致も検討されている佐藤力(さとうちから)代表。

しあわせ乳業 佐藤代表:岡田慎也氏撮影

羊・ヤギ・ロバ・牛など、多くの動物達を飼育する。
牛は約50頭、ヤギは現在頭数を増やしているところでなんと約500頭も飼育している。

しあわせ乳業①:岡田慎也氏撮影
しあわせ乳業②:岡田慎也氏撮影
しあわせ乳業③:岡田慎也氏撮影

ヤギは1頭当たり日量1kg~2kgほどととても稀少。
しあわせ牧場のヤギ達は、野山に自生する草木や乾草を食べながらストレスのない環境で育っているため、品質の高いミルクを作り出す。
そんな大自然の野山で育んだ、ヤギ達の新鮮なミルクで仕上げた濃密ヨーグルトは絶品。
クセがあって苦手という方も多いヤギミルクだが、こちらのミルクは都内の星付きレストランや高級ラグジュアリーホテルが認めるほど、その品質は高い。
2021年4月現在、宮古市内にしあわせ乳業様の専門店が3店舗構えている。

3号店:岡田慎也氏撮影
2号店:岡田慎也氏撮影
1号店:岡田慎也氏撮影

ヤギミルクの風味やコクを最大限生かした手作りパンや日本初ヤギミルク洋菓子専門店をオープンさせており、地域の暮らしづくりや未来づくりにも貢献している。
ここでは、特製のシュークリームを堪能。

特製シュークリーム:岡田慎也氏撮影



カワトク シュクラン

県内の取材もいよいよラストスパート!
向井様たっての希望であった老舗百貨店川徳にあるくずまき高原牧場が運営するヨーグルト専門店シュクランへ。

カワトク シュクラン:岡田慎也氏撮影

シュクランとはアラビア語で「ありがとう」を指す。
ここから少し時間を巻き戻す。

向井智香取扱説明書

向井氏を「全身ヨーグルト女」と名付けた私が間違いではないことをここに記す。
下記は向井智香氏の取扱説明書である。
2日目、体調があまり優れなかった向井氏。
移動中、ずっと横になった状態で、一向に復活しない。
流石の小林、岡田氏も原因が分からず不安になっていた。

おおのミルク工房、くずまき高原牧場から「これでもか!」というほどに、完璧なまでのおもてなしのフルコースをいただいたのに何故だ?
岩泉ではジェラートを食べ、しあわせ乳業ではシュークリームを食べた。

何故だ、何故元気が出ないんだ向井氏!
それは、この表情を見ればお分かりいただけるだろう。





恍惚の向井氏①:岡田慎也氏撮影
恍惚の向井氏②:岡田慎也氏撮影

見よ、この恍惚の表情を!!お気づきであろうか?
もう一度これまで訪れた場所を振り返って写真を見てほしい。
実は、岩手に上陸し、シュクランにたどり着くまで、向井氏はくずまき高原の朝食で出たココットにちょこっと入ったヨーグルトしか食べていないのだ。
ちょこっとと書いたのは、韻を踏みたいが為だけではない。

我々にとって普通の量でも、向井氏にとっては舐める程度なのだ。
「全身ヨーグルト女」にとって、これではアンパンマンのあんこが詰まっていないようなもの。

小林・岡田氏にとって、否、一般市民にとっては天国のような食事だったが、向井氏にとってヨーグルトを摂取出来ないことは、地獄以外の何物でもなかったのだ。

400gのヨーグルトを一瞬にしてペロリ。
次開催地以降、向井氏をアテンドするものに告ぐ。
絶対に朝昼晩ヨーグルトを出しなさい、何ならヨーグルトだけ与えなさい!ここで一句。「フルコース 向井にとって 負のコース」。

アテンドツアー おまけ

ここからはアテンドツアーのおまけ。
県産の乳製品が数多く揃っている「賢治の大地館」へ訪問。
県産品を数多く揃える、岩手食材の玄関口のようなお店。

賢治の大地館:岡田慎也氏撮影

見よ、このご当地乳製品の量!
何を隠そう、岩手県盛岡市は全国1位を誇るヨーグルト消費額を誇る。

県内乳製品は大容量が多く、フルーツや香料などが入ったフレーバー系が少ない。
岩手県内のメーカーは素材(生乳)を最大限活かした製品づくりをしているということが再認識した。

最後に立ち寄ったのが、第1回プレイベントの岩手会場である「YOSHIDA LIFE」。

YOSHIDA LIFE:岡田慎也氏撮影

ヨーグルトサミットを最初から最後まで応援してくれたオーナーの吉田真雄(よしだまさお)氏。

オーナー 吉田真雄氏:岡田慎也氏撮影

実行委員会に所属するメーカーよりも精力的に活動してたのでは?と思うほど、サミットに貢献いただいた。
元々岡田氏の知人ということで、紹介してもらったのが出会いのきっかけ。
これを見てほしい。

高校生への講義に参加する熱心ぶり。
どっこいしょニッポンは、第1回のサミットにも参加している日本の畜産を応援するWEBマガジン。

clubhouseなど新たなことにチャレンジできたのは吉田氏のコミュニティあってこそ。
その意気込みは素晴らしく、既にヨーグルト専用スプーンも設置しているほど。

マーナのスプーン:岡田慎也氏撮影


アテンドツアー総評

このツアーがきっかけで、向井氏とみんなの絆がグッと深まったことは言うまでもない。
特に向井氏と岡田氏。
これからヨーグルトサミットinいわての「顔」となっていく2人にとって、共に過ごした時間・空間はかけがえのない思い出。

おまけ写真

執事小林:向井智香氏提供


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