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健康診断やがん検診の重要性

前回、「自分の身体に向き合う」ことを実感することとしてピラティスの話をしたけれど、最後に他でも実感することがあると書いたので、そのことについて書きたい。
それは、健康診断やがん検診だ。
今の所、特に異常があるわけではないが、ある程度のものは数値化されて健康状態が示されることで見直す、向き合うことができるものだと思っている。

健康診断とがん検診の法的拘束力

健康診断
定期的な実施は、事業者の法令義務となっているし、労働者はそれを受ける必要がある。
おそらく何かしら団体に属していれば、受けているだろう。
がん検診
こちらは基本的に事業者に義務はない。
なので、事業者や健康保険組合からの案内は基本的にはオプションのはずだ。
一方、厚生労働省が指針で定め、推進している5種のがん検診については、自治体から検診のクーポンや受診の案内が届くはずである。

健康診断の結果は経年推移が気になる

正直なことを言うと、私(40代)の通常の健康診断は健康そのものだ。
たまに体重や肝機能、脂質の検査値で基準値から若干外れる、その程度。
しかも脂質であれば、中性脂肪の値が低い、といったあまり問題のない外れ方。
ただ、経年推移を見ると発見がある。
今気になっている検査値は腎機能だ。
全て覚えているわけじゃないからあやふやだけど、年々わずかながらに低下している気がする。
今後、閉経が近づくとホルモンバランスの乱れで女性の身体は大きく変化するので、腎機能に限った話ではないけれど、いろんな検査値の推移について注意していきたい。

乳がんと子宮頸がん検診はマスト

がんなんて若いうちはならないから大丈夫なんて思っていたら大間違いだと思う。
50代前半までは女性の方が男性よりもがんの罹患者が多く、その主ながんが乳がんと子宮頸がんなのである。

厚生労働省ががん検診として推進しているのは、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんだが、乳がんと子宮頸がん検診の対象年齢と検診間隔は以下の通り。
乳がん→40歳以上、2年に1回
子宮頸がん→20歳以上、2年に1回(検査方法によって30歳以上は5年に1回)

見出しの通り、この2つのがんの検査についてはマストで受けている。
乳がんは著名人が若くして亡くなったりしてニュースになったこともあるので、なんとなく受けているという人も多いのかなと勝手に想像するのだけど、私にとっては子宮頸がんの方が身近だ。
なんでかというと、20代で検査に引っかかったから。
ただその頃は、20代で検査を受けようと思ってもいなかった。

子宮頸がんの検査を受けたきっかけ

まずクリニックの婦人科に行くことになったきっかけは、避妊用のピルを必要としたからだった。
人と比較したことがないのでわからないけど、おそらく月経痛などの月経随伴症状は重い方ではない。昔から毎回月経痛がある訳でもないし、あったとしてもよっぽどでなければ市販の鎮痛薬も使用しない。なので、月経随伴症状で婦人科に行くことは想像できない。
きっかけはなんだっていいけど、今となっては避妊用のピルをもらうという状況が起こってしまったことに感謝している。
数年間にわたり婦人科でピルを処方してもらっていたのだが、そうなると若干リスクがあると言われている子宮頸がんの検査を受けるように勧められるので、その医師の言葉を素直に受け取り検査をしたのだ。

子宮頸がん検査の異常は「がん」とは限らない

その時の検査結果は、記憶では子宮頸部の細胞が軽度異形成と呼ばれる状態だ、ということだった。つまり、がんではないが異常あり。
医師の説明では、可逆的に正常な細胞に戻ることがある状態ということがわかった。だから定期的に検査を受けて悪くなっていないか確認しましょう、ということで、その後長年にわたり定期的に検査を受けているのだ。

子宮頸がんは誰でもなりうるがん

私は定期的な検査によって、軽度異形成から中等度異形成の間をうろちょろしていたのだが、直近の検診では異常なしの結果であった。
ただ、いつまた異常あり(異形成やがん)になるかはわからない。
なぜかというと、子宮頸がんの大半の原因はウイルス感染だからだ。
そしてその感染経路は基本的に性交渉。性交渉の経験があれば誰でもなりうるがんだし、若い人でもなりうるがんなのだ。
そして、検診を受けることでがんよりも明らかに早い段階での「異常あり」を見つけられる可能性があるのだから、がんになりたくなければやっぱり検診を受けた方がいいし、私自身はそれが「自分の身体に向き合う」ひとつのきっかけとなっている。

※上記の内容は、厚生労働省のホームページや子宮頸がんについて情報提供している企業のホームページなどを参考に記載しています。細かい情報はそれらのホームページを検索して確認してください。また、自身の経験や検査結果についてはあくまで個人の記憶に基づくものです。万人が同じようになるとは限らないことを補足しておきます。


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