
居酒屋キャッチのビジネスモデル
はじめまして。
私は、大学在学中4年間、居酒屋キャッチのアルバイトをしていました。
居酒屋キャッチといえば、カナダグースを羽織り、アディダスのトラックパンツにイージーブーストを履いた「街の邪魔者」というイメージがあるでしょう。
完全にそれでした。
今現在は、大学を卒業し、会社に就職しています。
仕事柄色々なビジネスに触れる今思うことは、居酒屋キャッチ会社のビジネスモデルはよくできているなぁということです。
もちろん条例的にアウトですから、推奨するわけではありません。
このnoteでは、居酒屋キャッチのビジネスモデルについて説明します。
ではまず、居酒屋キャッチのビジネスモデルについてですが、居酒屋キャッチは個人でやっている方もいますが、ほとんどが会社を建てて(登記等をしっかりやっているかは不明)活動しています。
会社の場合、キャッチ会社とお店が契約をします。
その際に、請求のパーセンテージを決定します。
請求のパーセンテージとは、居酒屋キャッチがお店に送客し、その送客したお客さんが飲み食いした料金(お会計)の内のパーセンテージです。
例えば25%の契約でお会計が6000円なら、キャッチ会社の売上は1500円となります。
この請求のパーセンテージは20%~30%がほとんどです。
お店とキャッチ会社で請求パーセンテージの決定をしたあとは、プレイヤーへの歩合を決定します。
私が所属していた会社では、お会計の15%〜20%が相場でした。
歩合が20%で、お会計が6000円だった場合は、給料が1200円です。
こんな感じです。
1キャッチ会社だいたい20人程プレイヤーがいて、繁忙月等で変わりますが、1会社でひと月3000万円ほど売り上げ(お会計合計)を作ります。
請求が25%としたら、750万円。
プレイヤー歩合20%として、600万が給料として支払われ、
残るキャッチ会社の利益は150万円です。
これが、居酒屋キャッチ会社のビジネスモデルです。
プレイヤーと契約店舗を増やし続けるだけで売り上げは上がっていきます。
面白いですよね。