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タイトルからして......
今日は暑さがやわらぎ、過ごしやすい一日でした。そんな初夏のさわやかな風を感じる一冊をご紹介します。
タイトルからして愛が伝わってきます。
▼『親馬鹿子馬鹿』和田誠 和田唱
TRICERATOPSの和田唱が4~5歳頃に描いた絵に、イラストレーターの父・和田誠が解説とイラストレーションでまとめた作品集。
元々は1981年に『家庭画報』誌上に連載され、2年後に講談社から出版されたのですが、長らく絶版状態が続き、古書市場でも非常に高額となっていました。
当社で復刊したのはいまから3年前。淡々とつづる文章の中にも家族への愛情が行間につまっています。そして我が子を見つめる視線は、子どもという枠を越えて、ひとりのクリエーターに対しての尊敬の念を感じます。
復刊化にあたり、巻末には親子対談も収録。さすがにクリエーター同士、話が弾む弾む!読んでいると、まるで和田家のダイニングにお邪魔しているかのようでした。
和田唱の才能の原点を垣間見つつ、父・和田誠の我が子に対する愛情の深さがしみじみと感じられる一冊です。
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