おうちで作る『手づくりサスティナブルトイ』
手づくりおもちゃ作家の佐藤蕗(ふき)です。どこの家にもあるような身近な素材で、子どもが楽しめるおもちゃを作っています。作り方は書籍や新聞・WEB・SNS等いろいろな場所でご紹介しています。instagrmの『#佐藤蕗』ではたくさんの方が作ってくれた作品が投稿されています。
★手づくりサスティナブルトイとは…?
商品パッケージや空き容器などを、捨てる前におもちゃへと再利用するアイデアです。なるべく追加で素材を購入せず、廃棄予定の箱や容器を活用。おもちゃにして遊んだあとは、リサイクルへ。
1、チョコレートのパッケージをフル活用
明治チョコレートのパッケージと個包装のアルミ紙だけで作った花。パッケージの文字部分を茎にして、むしろかわいいお花になりました。
こちらは、チョコレートのアソート袋がかわいいパンダのバッグに変身。
こんなかわいいミニバッグに。
そのまま捨てればただのゴミになってしまう商品パッケージ。アイデア次第で新しい使い方をすることができます。これらの作品は、明治「暮らしのコーデ」で作り方公開中です。
2、ペットボトルでかおボトル
子どもの水遊びに使える大人気おもちゃ。簡単だし、シールを剥がせばリサイクルもできます。雑誌やWEBなどいろいろなところで紹介されただけでなく、大人気ワークショップに。飲んだ後のペットボトルを持ち寄って、たくさんの方が作って遊んでくれました。
3、R-1の空き容器で作ったおもちゃ
明治プロビオヨーグルトR-1を使ったおもちゃ。同じ容器からでもアイデア次第でこんなにいろいろなおもちゃを作ることができます。SNSでは「真似したい!」「ひらめきおもちゃ素敵ですね」などたくさんの反響がありました。
4、牛乳パックで、輪ゴムてっぽう
使い込んでも弱くならないので、1つ作れば長い間遊び続けることができます。使い切った後はガムテープを剥がし、牛乳パックは資源リサイクルへ。剥がしたテープと輪ゴムを使えば、さらにもうひとつ、『ガムテープヨーヨー』が作れます。
ここまで使い切ったら、まだ使える輪ゴムは輪ゴム入れに戻して、ガムテープだけゴミ箱へ。
5、豆腐のパックでぱっくりオバケ
材料:豆腐パック2個・割り箸2本・輪ゴム4本・テープ
豆腐のパックと割り箸で、ゆかいなオバケができました。家庭から出るプラスチックごみは可燃ごみ(一般廃棄物)として廃棄される自治体も多く、その場合このおもちゃは『ごみから生まれたオバケ』と言うことができそうです。
6、ヤクルトの空き容器で
簡単だからか、真似して作ってくれる方がとっても多いおもちゃ。牛乳パックの船を添えて。使い終わったらテープを剥がせば資源リサイクルへ出すことができます。
7、味付き海苔の容器でコロコロおもちゃ
コンビニで売っている味付き海苔のボトルも、捨てる前にひと遊び。
★捨てる前のパッケージで作る★
お菓子のパッケージやラップの芯などの、いわゆる家庭ゴミ。捨てる・リサイクルに出す前におもちゃに変身させて遊ぶことには、ただ「安上がり」なだけではない魅力があると思います。自分のアイデアひとつで、何もないところから楽しい価値が生まれるということ。作ってみて完成した時の達成感や、失敗した時に試行錯誤するやりがいなど。これからもっと資源についての学びを深め、いろいろな素材に挑戦して新しいおもちゃを作りたいと思います。