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次男と私の造形あそび日記(3・4歳編)

手づくりおもちゃ作家の佐藤蕗です。この記事は4歳の次男との制作あそびの備忘録です。どんどん書き加えて更新していこうと思います。目次から参考になりそうなところをご覧ください。

まずはじめに 自己紹介など

私は、家庭で作るおもちゃの「作り方」を考える仕事をしています。そこから派生して、幼児教育とか、企業の仕事とか、子どもや工作関係の仕事をいろいろとやっています。参考: 自己紹介note

プライベートでは11歳と4歳の男児の母です。

おもちゃ作家なので家でおもちゃをたくさん作るのですが、市販のおもちゃも普通に買うし、ゲームもyoutubeも大好き。

普段から息子と制作して遊ぶこともあります。私が作ったおもちゃを見本にして制作することはほとんどなくて、「完成形を目指さない制作」が多いかなと思います。

この記事では、普段どんな材料を使ってどんな遊びをしているのか、気楽に書いていいこうと思います。順番はあまり明確ではなく、だいたい3〜4歳っていう感じで、ちょっと混ざっています。

※もっとおもちゃ作品っぽいものは別記事「子どもの年齢別 手づくりおもちゃまとめ」をご覧ください。

★水性ペンで「色水あそび」

キッチンペーパーに水性カラーペンでぐちゃぐちゃ色をつけ、瓶に入れて水を注ぐだけ。実験みたいだし、色が綺麗。結局机がびしょびしょになるのだけど、絵の具を使うともっともっと大変なことになるので、ペンだってだけでだいぶ楽です。だいたい、いろんな色をどんどん混ぜていって、茶色みたいになる。

長男が小さい頃からの定番遊び。絵の具を使わないのがすごい嬉しい。
水性カラーペンも、種類をかえると色水の色が変わる。
このペンは、メルヘンでかわいい感じになった。
おすすめはこのペン。洗濯で落とせるってことは、
水に溶けやすいんだろうなと思ったらビンゴだった。

★大きな段ボールに描く

特筆すべきことでもないんだけど、大きな段ボールが手に入った時に自由に絵を描きます。その後、きりぬき線を次男に書いてもらって、カッターで切り抜きました。大きいダンボールのままだと保管できないけど、切り抜けば壁などに貼れるしかわいい〜。

絵の具はだいたい普通の水彩絵具で、マーカーの場合は「プロッキー」を使うことが多い。プロッキーは、ちょっとはみ出た時など即座に拭けば消えるので気に入っています。乾くとしっかり油性ペンみたいになる。

段ボールの下にA4のコピー紙が貼られているのは特に意味はない。次男が貼りました。

★ハンカチぬいぐるみ

仕事でワークショップを開催する前に、試しに次男にも作ってもらった。水色の少し大きめのが次男作のものです。

このぬいぐるみはハンカチタオル・布用両面テープ・綿でできていて、飾りも両面テープでペタペタ貼っています。次男は手足をこう、フェルトを折って表現していました。鼻にキラキラつけたりして、オリジナリティーがあってかわいい。
(このぬいぐるみの作り方は2023年に出版する本に載せています。)

親バカなので、自分が作ったものより次男が作ったのが一番かわいいと思う。

★チョキペタスに行った。

「カタチにすることを目指さない図工室」というコンセプトのイベントに行きました。スタッフの方がいるんだけど、「こういうの作ろうよ」とか言わないで、そっと見守ってくれる。必要なら手助けしてくれる。その感じがとても良くて、最高でした。家にない材料もいろいろあって、(企業協賛とか、廃棄になるものとか)選ぶだけでたのしい。東京だけではなく各地で開催しているそうなのでぜひ検索してみて!

ポスカのことを「えのぐのペン」と次男が言っていた。保育園にあるんだろうな
材料はこうやってケースに入れるとワクワクするよね!私のワークショップでもそうしています。
この写真の右側にあるのは鉛筆の、中の芯が入ってないやつ。これが息子も私も大好きでした。
みんなに人気の素材だそうです。珍しいのもあるけど、色とか可愛いんだよ!

★絵本作り→寝る前絵本に

絵本といっても、A4の画用紙(数枚)に好きなように絵を描き、折って貼ってつなげていく。文章は次男に考えてもらったものをパソコンでぽちぽち入力して、家のプリンターで出力した。それもササっと切って貼る。背表紙はマスキングテープを貼りました。

「こどもの絵が素敵だから絵本を作りたい」と、長男が小さい時から何度も思った。でも思いが強すぎて「ちゃんと作りたい!スキャンして、データつくって…!!」みたいにハードルがぐんぐん上がって、結局作らなかった。それなら完成度が低くても作り切ろうと思って作りました。

今日は絵本つくろうよ!と次男に提案→その日のうちに作っちゃって、寝る前の絵本タイムで読みました。この流れがすごく良くて、本当に嬉しそうだった。やってよかった。

★回転テーブルで遊ぶ

数年前に100円ショップで買った「回転テーブル」という商品。なんか使えそうなものがあると買ってしまうんですよね…。本来は、モニターを乗せたり?ケーキにクリームを塗る時に使ったり、するのかな。これで次男と絵を書いてあそびました。

次男は4歳半くらいなんだけど、いわゆるモチーフのあるような絵をあまり描かない。お父さんとかお母さんとか、魚とかはほぼ描かなくて、ぐちゃぐちゃ色をのせて遊ぶのが好きです。実は長男の方は4歳半くらいの時はすごい絵をいっぱい描いていたので、子どもによって違うもんだなーと思います。顔のあるような絵も見たいなぁと思ってしまうんだけど、プレッシャーを与えてはいけないと…!グッと気持ちを抑えて、絵の具あそびは好きだから、そういうのをいっぱいやろうと思っています。

★おうちチョキペタス

前の方に書いた「チョキペタス」が楽しすぎたので、家でも同じフォーマットで工作できるようにしました。・材料を分類する・子ども用の道具箱を作るっていうだけなんだけど…。「おうちチョキペタスだよ!」とネーミングをしたとたん子どものスイッチが入った感じで、爆速でいろいろと作り始めました。ネーミングって大事。これは〇〇だよと言い切ることで子どもの受け取り方が変わるのは面白いです。

机がまだ良いのがない。良いの見つけて購入したい。
道具箱、取り出しやすいものを選びました。
布系、廃材、紙コップなど分類しました。


さっそく作った作品。楽器だそうです。

★まつぼっくりリース

保育園で大量の松ぼっくりを拾ってきたので、クリスマス用のリースを作りました。作り方はgoogleで検索して…!松ぼっくりにグルーガンで丸カンをつけ、アルミの針金に通していき形を作っただけです。グルーガンがちょっと見えちゃって残念だけど、子どもと一緒に作れるのを優先しました。グルーガンで丸カンをつけるのは私が、針金に通すのは次男が行いました。わりと可愛い!!もう少しデコレーションしていってもいいかな。

葉っぱなどを貼ったのは次男のこだわり。
足りなくなったので、枝を片手に松ぼっくりを探しました。


こんな調子で、制作あそびをするたびに更新していこうと思います。次男は4歳としては「絵がうますぎる」こともなく「器用すぎる」こともないので、4歳の子どもがどれくらいの制作ができるのかの参考にもなると思います。

ではまた〜!

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