改正よりやらなきゃいけないこと
今更ながら、憲法改正草案を読んだ。
超、上から目線の文章。
言葉一つ一つ、変えたいらしい。
※全文ダウンロードして読めます。
http://constitution.jimin.jp/draft/
憲法は
国家機関が暴走しない為に、
国家機関が国民の権利を侵害しないように
あるんだと学校では教わりました。
それって、国民側が「変えよう」ってなったら変わるのであって、国家機関の都合の良いように変えていいものじゃない。
そんなことが許されるなら
この70年以上、国家機関は、この国の憲法を無視してきたことになる。
もう実際、ずっと無視されてる訳であって
戦争放棄とか、
軍隊を持たない
とか学校で教えるのに
実際には、日本全国に自衛隊の基地があるし
沖縄では、戦闘機がしょっちゅう墜落している
「自衛隊いらないっていうなら、地震来ても助けて貰えなくてもいいのか」
という人がいる。
軍隊って軍隊でしょ
闘う訓練をしてる人でしょ
災害は、軍隊じゃなくて「災害救助隊」でしょ
火事があったら、消防隊
事件があれば、警察官
海の事故なら、海難救助隊
災害時は、災害救助隊
今年の北海道地震、被災地に駆けつけた自衛隊の活動を見ていた相方が
「クレーンの使い方へたくそ、だからそんな時間かかるんだ」
と呟いた。
「災害救助のプロじゃないのだから仕方ない」
でも私達の国は、災害の時には、その救助隊として自衛隊に出動して貰っている。
名目は自衛隊→軍事訓練
しかし、出動するのは災害救助
であるなら、日頃から災害救助の訓練を、軍事訓練より優先して欲しい。
いち企業なら、名前と業態が違っていても文句は言わないけれど、公的な機関なのにちぐはぐでおかしい。
国に軍隊が必要か、必要でないか
は一旦置いておいて、まず現実に即していない訓練より、現実に即した訓練を!偉い人!
憲法改正草案にかこつけたみたいになったけど、憲法を変える前に、「憲法を無視して出来てきた国の有り方」を問う方が先じゃないかと思う。
みんな国家機関に甘すぎる。
憲法守らずに好き勝手しているだけじゃ飽きたらず、自分達を縛る邪魔な憲法はごそっと変えてしまおうぜと言っているようにしか思えない。
自分がいて、家族がいて、地域があって
生活は、それで終わりじゃない。
国が税金の%を決めたり、産休育休の制度決めたり、年金の額を決めたり、色んなことをしている。
もっと、国家機関に対して
「それはおかしい」とか
「そういうのは、やめて」とか
言えてもいいんじゃないかな。
税金が上がっても、年金が貰えなくなっても
黙って黙って黙って黙って
そうして私達は、愚痴を言い続けるのだろうか
愚痴が出てこない
意思によって変わっていく
そんな地域に
そんな国に
住んでいたいなぁ。
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