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大学生活最後の夏休みを振り返りつつ

もう9月も終わりそう!
下旬には後期授業も始まる、あっという間だったなあ。
私の大学生活最後の夏休みを振り返りつつ、いろんな学びがあったので書き記していきたい。

1ヶ月間の住み込みバイト

自分を知るには他者と関わるしかない、を体感したひと月だった。
宿泊業と飲食業を兼ねた素敵なオーベルジュでのお仕事。

大変だったし、忙しかったし、楽しかった。
自然の美しさ、山の荘厳さを身近に感じた。
食べることの尊さを知った。自然をいただく感覚を味わうことができた。
凄腕シェフ直伝のレシピもたくさん知れて、自分でどこまで近づけるか奮闘中🔥
暮らしや生活を大切にしようと心から思った。

そして、ひと月お世話になったこの北杜市には、自分の好きなことを仕事として突き詰め、楽しんでいる人たちにたくさん出会った。
社会に出る直前のこの時期に、会社員の方がマイナーな環境に飛び込むことができて、本当に良かった。
あまりに素敵な世界観の画廊を作り上げる美術商、私と同い年で1人でカフェをやっている人、里山の古民家を改装してカフェを運営するご夫婦、素朴でかわいいパン屋さん、などなど。
好きなことして生きていいんだ、そんな当たり前のことを彼らは教えてくれた。

自宅に帰り、マブと乾杯🍻

あっという間の1ヶ月だった、楽しかったなあなんてのんびり考える暇もなく、マブが遊びに誘ってくれたり、お祭りに行ったり。

気のおけない相手と夜まで語り合うのは、やっぱりかけがえのない幸せな時間だ。

はしごした :))

住み込みバイトの間お世話になった原付バイク、返却までにもう少し時間があったので、ずっと気になっていたけど行けていなかった河口湖周辺の散策を楽しんだ。

私は晴れ女のはずが、原付に乗るたびにほぼ必ず雨が降るので諦めて雨に濡れつつ、お気に入りの骨董カフェや気になっていたブックカフェに立ち寄った。

フェミニズム関連の本がたくさん置いてあって、驚きと共に嬉しかった

3泊4日のキャンプ実習!

大学の授業で、静岡県の朝霧高原にキャンプ実習に赴いた。
グループでキャンプ、しかも初対面の人たちと4日間も一緒なんて、、と人見知りの私は不安が大きかったが、こちらもとても有意義な経験になった。

私のグループは、私が唯一の4年生、あとはみんな後輩で、特に1年生4人のエネルギーに圧倒されっぱなしだった。

みんなよく喋るし動くし本当に元気!笑
私が元々おとなしめの性格とはいえ、彼らのエネルギーについていけずトホホ、、と疲れてしまうこともあった。でもみんな他人への気遣いや配慮ができる人たちで、平和に最後まで楽しく過ごすことができて、そういう意味でも尊敬できる人たちだった。

ツリフネソウ

植物に詳しいかわいいスタッフさんが考案したアクティビティで、この葉っぱと同じのを見つけてきて!というものがあった。
なんてことないゲームだけど、私は地味にすごく好きだった。

名前も知らない植物たちがこんなにいる森の中で、葉っぱの形に注目してみるという視点が面白かったし、こんな形の葉っぱもあるんだ、と純粋に勉強になった。私たちのグループはタイムの葉っぱが最後まで見つけられず、順位としては最下位だったけど、とても楽しかった。

私たちの足元にはこんなに多様な生き物たちが暮らしていると気づくきっかけになった。

サイクリングの休憩 / 陣馬の滝にて

3日目にはサイクリングに出かけた。
運動能力に自信のない私はやはり、地獄を見ることになった。

往路は下りは復路は上りという、嫌な予感のするコース。
折り返し地点として寄った陣馬の滝は湧水の流れるとても美しい滝で、そこでお昼ご飯を食べ、冷たい水に足をつけて楽しむなどした。

水が美しいって、やっぱり大切なことだよな〜。環境を大事にしなきゃと思えるきっかけは、思ったよりどこにでもある。

復路は、筋肉ゴリラの先生が先導の地獄の上り道(勢いで登りたいのに、先頭の先生がゆっくり漕いで行くものだからあまりにもキツい)にフラストレーションが溜まりつつ、後半は自分のペースでのろのろ進み、ゴールを果たした!!偉いです。

グループのみんなで囲んだ焚き火と焼きマシュマロ

その夜はクラス全体でキャンプファイヤーを囲んで出し物をしたり、まとめの話をして、団欒して終了。あとは各自のグループで過ごす時間。

私たちのグループは、焼きマシュマロをみんなで楽しんだあと、元気っこズは先生たちと恋バナをしに、私を含む上級生ズは焚き火を囲んで昨日と同じように、ゆったりと会話をしていた。

焚き火を囲んで話をするのって本当に幸せで、出会って間もない相手なのに色々話し込んでしまえる、不思議な空間だった。

真面目な話をしたり、バイトの愚痴を吐いたり。今思い出してもクスッとしてしまう、なんだかおかしくて癒しの時間だった。

恋バナから帰ってきた1年生ズを含め、オールする流れになった私たちは、小さな灯りを囲んで恋バナ大会を始めた。ほんと他愛もない話だったけど、こういうちょっと恥ずかしい時間もあっていいものだよね。

たった4日間だけど、このメンバーで自然の中での生活を楽しく乗り越えることができて、とても貴重な思い出になった。

何より、キャンプって楽しいなと感じた。火を起こすのは難しいぶん楽しいし、植物だけでなくて虫や生き物をもっと好きになりたいと思えた。

屋根のある場所で寝食できることのありがたみも痛感して、環境に配慮した選択をしていきたいという思いが強まった4日間だった。

そして現在、地元に帰省中☺️

キャンプを終えたその日に新幹線で地元・山形へ。
数日後に親友と日本海のそばへ遊びに行った。

海を見ながら海鮮丼!なんて贅沢

彼女とは違う環境で生きてきて5年以上、分かり合えないことの方が多くなってきた気もする。昔のように同じ感度で物事を共有できないことへの寂しさや不満もどうしても生まれるけど、これからの関係性は私と彼女の努力次第になる。そんなことを考えた日だった。

地元の広い空がずっと好きだ

自然を見つめることを大事にするようになって、空模様とか、そこら辺に咲いている草や花、田んぼの水路にいる生き物を見つめる時間を欲するようになった。

昔よくザリガニやタニシを捕まえていたなあ、なんて思いながら、帰り道に通りすぎた出身幼稚園の、遊具の小ささに少し驚く。

自分の指や頭にはトンボは止まらなかったけど、最近できたバイパスの備品と思われる小さな棒の先端でトンボが休んでいる。

自然に対して、私はもちろん、あまりに無力。
自然と向き合うほどそれを痛感することになるだろうが、それでも私は地球に生きる人間として、環境と同時に自分とも向き合っていけたらと思う。

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