転校生だった私が学んだ、人間関係をラクにする自己開示術
「また新しい環境か…」子どもの頃、私は両親の転勤に伴い、何度も転校を繰り返していました。
そのたびに、新しい場所でどう振る舞えば良いのかを考え、無意識に自分を調整していた気がします。
自己開示の仕方ひとつで、相手からの受け入れ方が大きく変わると感じていたからです。
例えば、転校先ではいつも「どんなキャラでいこう?」と悩んでいました。
明るすぎると生意気だと思われるかもしれないし、嬉しい話も相手によっては自慢話に聞こえるかもしれない。
逆に大人しすぎると、「つまらない」と思われてしまうかもしれない。
そうしたことを常に考えながら過ごしていたため、自然と相手との距離感を敏感に感じ取れるようになりました。
その経験は、社会人になってからも大いに役立っています。
例えば、話をしていて「私ばかり喋りすぎているな」と感じたら、自然に相手に話を振ることができるようになりました。
また、相手が退屈していないか、会話に興味を持っているかを気にかけ、適度に話題を切り替えるなど、コミュニケーションのバランス感覚が身につきました。
転校生の経験のおかげで、変に自慢話をしたり、自分の話を長々と続けることもありません。
どんなに話したいことがあっても、相手が楽しんでいるかどうかを考えながら進められるようになったのです。
このバランス感覚は、社会人としての人間関係でも非常に役立っており、スムーズなやりとりができる大きな強みだと感じています。
高校に入ってからは転校もなくなり、初めて「自分を演じなくても、自然体で受け入れてもらえるんだ」ということに気づきました。
それからは無理に相手とのバランスを取ろうとしなくても、自分らしくいられる場所があると知り、心がとても楽になりました。
この経験を通じて、自己開示のスキルは人間関係の中で培われていくものだと強く感じました。
幼少期に転校生としての経験があったからこそ、今では自然なコミュニケーションができるようになったのです。
これからもこのスキルを活かして、良い人間関係を築きながら、幸せを感じていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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