ジェニン難民キャンプに空爆　殺された市民6人の記録

現地時間1月14日午後10時頃、パレスチナヨルダン川西岸のジェニンにあるジェニン難民キャンプで、「イスラエル占領軍(IOF)により砲撃された」と、ジェニンに暮らすユーセフさんから8bitNewsに連絡が入った。

イスラエル占領軍の空爆により6人が死亡。そのうち3人は兄弟だったという。

殺された3兄弟の写真（ユーセフさん提供）

殺された3兄弟は去年、8bitNewsジャーナリストの堀潤がジェニンを取材した際に出会った女性の甥だった。

1年前に銃殺されたマフムドさん（撮影：堀潤）

女性の息子マフムドさんは1年前に自宅の寝室で、イスラエル軍のスナイパーにより銃殺されていた。（その時のルポはこちら）

マフムドさんと殺された3兄弟は従兄弟同士だったという

Ameer Abu Al Hayjaaさんの写真（ユーセフさん提供）

３兄弟の1人、Ameer Abu Al Hayjaaさん。
彼はジェニン病院の救急治療室で働く看護師だった

Moamin Abu Al Hayjaaさんの写真（ユーセフさん提供）

もう一人のMoamin Abu Al Hayjaaさん。

Bahaa Abu Sl Hayjaaさんの写真（ユーセフさん提供）

そして、Bahaa Abu Sl Hayjaaさん。

Ibraheem Qaneeriさんの写真（ユーセフさん提供）

また、殺された6人のうち名前がわかる2人もここに記す。彼は、3ヶ月前に兄弟を殺されたばかりだったIbraheem Qaneeriさん。

Hosam Qanouhさんの写真（ユーセフさん提供）

そして、弁護士だったHosam Qanouhさんだ。

殺された6人の写真（ユーセフさん提供）

彼らを含む6人が、14日のイスラエル占領軍による空爆で突然命を奪われた。

ユーセフさんには、ご自身も大変な状況の中メッセージアプリを経由して写真や動画、情報を提供してもらった。6人の顔や名前、職業を聞くことで、生身の人間が昨夜の空爆で6人も殺されてしまった現実に改めて直面した。あまりに辛い現実だった。彼らが生きた証をここに残します。