
爪を研ぐ(Hiroki Nakamura)
こんにちは、Kids ReturnのHiroki Nakamuraです。
DJをしたり曲を作ったり、Webサービスを作りながらなんとか生きています。
相馬 光や、野あそび夫婦アオとは大学時代にDadaism interludeという音楽サークルを立ち上げまして、そこにも出演してもらったboys be kkoと一緒にやっているのがKids Returnというレーベルになります。
私という人間は、音楽を聞くのがとにかく好きというタイプで、毎日新しい曲を聞いているタイプの人間です。みんなの周りにもいるんじゃないでしょうか。
好きな曲に出会えると、ずっとその曲を聞き続けてしまう、そんな習性を持っているタイプの人間です。
もうそんな生活を中学生の時からずっと続けて今まで生きてきました。
Kids Return
Kids Returnというのはboys be kkoと一緒に運営しているハウスレーベルなのですが、自分の中でかなり重要な存在になっています。
もともとKids Returnというのはイベントからスタートしたのですが、当初からレーベルをやるぞと意気込んでいました。
私自身もDJだけでなく曲を作りKids Returnからいくつか曲をリリースしています。
レーベルメイトのboys be kkoに関してはKids Returnはもちろんのこと、海外のレーベルからもリリースをしています。
2020年は更に加速して色々な挑戦をする予定でしたが、御存知コロナの影響もあり色々な予定を再調整する必要がでてきました。
コロナの影響
色々なことが日々起きているので全てを紹介するのは難しいのですが身の回りで起きていることをざくっと箇条書きします
・人前でDJやLIVEをする機会は0に
・#SaveOurSpaceの助成金交付を求める署名活動
・クラブやDJ Barもほぼ閉鎖
・クラウドファウンディング
・LIVE配信
ざくっとこのような変化が起きています。
僕はDJがメインの収入ではないのでDJができなくなっても金銭的影響は少ないのですが、精神的影響に関しては少なからず受けています。
と、いうのも交友関係や普段の遊び場としてクラブやDJ Barに行くことが多くそこでの会話やDJを通して得られる喜びがなかなか大きかった為です。
また、SaveOurSpaceの助成金交付を求める署名活動が話題となりました。最終的には30万票をこえ、行政への働きかけが一気に増え。寺田学さんという方が積極的に動いてくれています。こういった動きも出てきています。
DJのみなさんの声を国会で取り上げてくださった寺田学衆議院議員に、ご出演お願いしました!(クラブカルチャーに詳しいそうです) https://t.co/oYQgLeUCIl
— 小池晃 (@koike_akira) April 14, 2020
そんな中クラブやDJ Barの閉鎖が解けるのはいつになるのか見込みは立っていません。
クラウドファウンディングに関しても金額にかなりの差があります。SNSなどで注目された場所は金額が多く、そうでないところは低いです。
またクラブだけでなく、単館もの小規模の映画館なども危機的状況です。
これに関しては是非、関わりのあるクラブ、ライブハウス、映画館などへの支援をお願いします。みんなの多少の支援で未来が変わります。
僕自身も出演した場所や遊びに行った場所に積極的に寄付をしています。
LIVE配信について
コロナの影響でDJやLIVEする場所が無くなってきた中で出てきたものの一つがLIVE配信です。みんなもインスタLIVEやDOMMUNEなど色々目にすることがあるんじゃないでしょうか?
4月18日にはRainbow Disco Clubというフェスの有料配信も始めます。本来であれば現地で楽しめるのがベストだったのですが、この機会に有料配信という新しいチャレンジをしている注目されている配信になります。
是非チェックしてみてください。
他にも色々なアーティストがライブ配信をして、みんなを楽しませてくれていると思います。
Kids Returnも3/20にYoutube Liveをやってみました。
色々と課題はあるものの初めてのLIVE配信は分からないことだらけで、挑戦している感覚を得られて、単純に楽しかったことを覚えています。
第二回目も企画していたのですが非常事態宣言ということもあり、やり方も考えています。
そういったこともやりつつ、今の私にできることはやはり曲作りやDJ Mixの制作など、来たるべき未来に備えて爪を研いで行こうと思います。
おまけ:おすすめのプレイリスト
RA(Resident Advisor)のHome listeningというプレイリストを紹介します。RAはイギリス・ロンドンに本部がある音楽メディアなのですが、上記のプレイリストはAphex Twinやライヒ、Global Communicationの14:31など、昔ながらのアンビエントから最新のBurialまで幅広く網羅されています。
この機会に是非聞いてみてください。
Hiroki Nakamura
2016年より自身のパーティ 【Kids Return】をboys be kkoと共に開催。
2018年よりセルフレーベルを活動し、第一弾としてレーベルメイトboys be kkoによる「Someday Song」をリリース。