週記 9

二月末で現在の職場への出勤が終わった。

4ヶ月弱の間、一般的にいえば短いと言われるだろう期間での勤務だったが、契約満了まで続けることのできた自分を誇らしく思う。
楽しく働くことはできなかったが、興味のない仕事でも定められた期間中辞めなかったことが偉かった。

上司や同僚は嫌いではなかった。
ほとんどが自分より10も20も歳の離れた人達で、友達のように仲良くすることはできなかったが、たまに二人だけになったときに、声をかけてくれることが嬉しかった。
最終日には贈り物もいただいたりした。


ポムポムプリン


来週から勤務先は変わるものの、クライアント先は変わらない。
好きな業務内容ではではなかったが、仕事の出来を認めてもらうことができたことは、素直に嬉しかった。

あと半年間の獄中生活をどうにか乗り越えることができれば、10月からはITの仕事に移ることになる。
実現したい働き方に少し近づくことができる。
今年の目標はとにかく続けることだ。


スペースでフォロワーと話をした。
三ヶ月ほど前に話した以来で久々だったが、相変わらずとても楽しかった。

スペースと言っても、複数人で話すことは得意ではないので、もちろん対マンだ。

人の気持ちをわかるようになりたいと思うが、自分も含め人間は全員本心だけを語っているわけではない以上、「気持ちがわかる」だなんて幻想に過ぎないという話をした。

彼女が、「魂の輪郭を取り出すだけでも難しいのに、本心なんてわかりえない」と形容していたことが魅力的で、印象に残っている。

映画の話をしていたときに勧めてくれた、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』も、強かに生きる女性の話で、とても面白かった。

彼女との会話をいつも「魂の会話」と呼んでいる。
顔も職業も住まいも公表しなくても、思想哲学を共有し合えるこの時間が好きだ。

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