隣人の騒音の捉え方???
こちらは前回の続きです。
なぜイラストレーターの僕がこの記事を書くかについてですが、僕のように騒音で困っている人のために少しでも役に立ったらと思い書いてます。ここでは海外のメキシコでの騒音問題に対しての話ですが世界共通で『解決策』と『妥協点』があると思います。何かヒントになれば。。。
クリスマスの爆音パーティーを恐れていた僕は、事前に市庁舎へ苦情、騒音の出どころの玄関に置き手紙、アパートの大家さんへの連絡、あらゆる手を講じて改善に取り組みましたが、結局のところ爆音のフィエスタを回避することはできませんでした。
(ただしその中でも、丁寧に書き綴った置き手紙は多少効果がありました。)
僕は絶望の中にいました、これからいつ始まるかわからないであろう『爆音パーティー』に怯えながら暮らすのかと。。。ちなみに爆音パーティーの音量ですがスマホのアプリで計測した数値で80〜90デシベルほどで、犬の鳴き声を直近で聞くか、カラオケボックスの店内中央の音です。ただ家が震えるほどなのでそれを振り切っている可能性もあります。メキシコ国内でも北の方の都市部であれば、騒音のデシベル数を保存する、又は現行犯であれば罰金に処される音量になります。オアハカは。。。まあ無いですね。。。話に聞くと市全体で爆音ナイトフィエスタをやるところもあるようでノーマンチェス(マジか!)です。
ここまでは八方塞がりの状態ですが、騒音問題についてインターネットで調べていたところいい記事が見つかりそれも大いに活用しました。
そこで見つけた共感を得た文章は、『相手は変える事はできません、自分が変わるしかありません。』と言う事でした。これは人生のどの場面でも当てはまる事です。
騒音を感じたときは
○騒音をきっかけに掃除や洗濯を始める
○何かに集中する
○どこかに出かけてみる
と言うものでした。ただしこれは、日本の騒音問題での記事だったので僕が被ってる爆音騒音被害と、こちらメキシコには存在しない単語で日本らしい『生活音』の騒音というのが比較になるかどうかわかりません。ただ共通しているのは、騒音被害にあっているのは自分で、相手は非常識で最悪だと言う意識に陥りがちだと言うことです。
おそらく騒音悩む多くの人が音を出してる相手がどんな人か顔も見たことがないかもしれません、それは相手も同じ、見知らぬ誰かを不快にさせたり、困らせてやろうとして音を出しているわけではないことは9割確かだと思います。(まれにバリヤーのように音楽を24時間出している家もあります。そうゆう隣人に当たった時は体調を崩さぬよう引っ越しましょう、健康第一です。)
僕の隣人の場合も文章にしてみれば何も悪いことはありません。
○音楽が好き
○家族親戚で集まってつながりを大切にしている
○賑やかなのが好き
典型的なラテンアメリカ気質の陽気な家族なのです。
では僕側の印象を文章にするとどうでしょう?
○音楽を大音量でかける迷惑な隣人
○警察を呼んだり手紙を出したのに対処しないヤバイ人たち
○酔っ払って無礼な人たちが奇声を上げてる。
前者の事を考慮しなければ僕のフィールドだけで考えてしまい、いよいよ事は深刻になります。かくゆう僕もストレスで1週間ほど胃腸の調子が悪かったです。
何より『敵である隣人』というイメージで全てを考えてしまい、自分の首を絞めることになります。
実は僕の場合『ある重要な事』に気づくことでこの騒音問題が自発的に納得して解決に近づくことになります。
まず、僕はこの年末の時期のお祭りモードのメキシコ・オアハカを体験した事がありませんでした。なぜなら毎年年末のこの時期は日本に帰り展示会を開いていたからです。
事実を言うと去年の年末もコロナで帰国できず現地に留まったのですが、まだ大流行中だったのでパティーもありませんでした。
でも、前の記事にも書きましたが、タクシーの運転手に聞いた話では、死者の日(ハロウィン)付近から、クリスマス、新年、1月初頭の3賢者の日、バレンタインあたりまでフィエスタが盛んに行われるようで、ちょうど例年では日本に一時帰国している期間と重なっていました。
解決に近づくためには、そういった騒音以外の相手の習慣を理解することも重要だと思います。それを知るだけで幾分気も軽くなりますから。
それが分かっていても30歳を迎えてからメキシコ、オアハカ生活を始めた僕には、生まれてこのかた爆音と育ってきた人達のように今から慣れろと言うのは無理な話。。。
これは事情のわかる現地の人の助けを借りなくてはなりません。
何か問題があった時には一人で抱え込まずに現地に面倒見の良い友達、知り合い、仕事仲間などがいたら頼るのもありだと思います。
特に言葉が喋れない間は自分が放った単語が聞く相手にとっては強く、ダイレクトに感じられることもあるかも知れません。ましてや相手は自分は悪いことなど一つもしてないと思っているし、実際に現地の通念ではそうなのですから。。。
他人に相談するだけでも気が楽になりますしね。
僕の場合は、とりあえず大家さんに助けを求めました。最初は共感してくれて相手方と話してみる、市庁舎にメッセージを送ってみる、と言ってはくれていたものの、最終的にはもう警察にも通報したし、市庁舎も年末で閉まっているから窓口が再開されてからになる、挙句には私は彼らと揉め事をすることはできないから。。。
と、さじを投げられてしまいました。
否が応でも自分自身で対応しなくてはならなくなってしまったのです。
もし、海外に住み始めて間もない方がこの状態に陥ったらまずすぐに引っ越しを考えた方がいいです、費用と労力はかかりますがストレスで体を壊すよりは数段マシですから。忘れてはならないのは健康第一です。
それを述べてから、ここからが僕がこの騒音問題を克服に向けてとった行動です。ある程度海外で現地の感覚を理解されている方は試してみる価値があるかもしれません。
それはまた次の記事で。
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