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「大きな嘘の木の下で」を読んで、帰り道を遠回りしたくなった話

先日、田中修治さん(以下敬語略)の著書「大きな嘘の木の下で」を読みました。

この本の選択・挑戦についての記述を読んでふと頭に浮かんだのは
乃木坂46「帰り道は遠回りしたくなる」でした。

その理由を自分なりに説明していこうと思います!

1.「大きな嘘の木の下で」について

この本は、ベストセラー小説「破天荒フェニックス」著者の田中修治の最新作です。

本作「大きな嘘の木の下で」では今や世界的大企業であるOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソについて書かれた本です。

これが難しそうに思えますが、すごく読みやすくてわかりやすくて面白い!
ものすごくストレートに書かれています。中高生でも読めるんじゃ無いかなと思います。大学生なら絶対読める!
今回重なった部分以外の内容については触れませんし、重なった部分に関しても理由や詳しくは読んでみて欲しいです。

・幸せと豊かさ
・お金とは
・仕事と労働と遊び
・人で仕事をする
・選択の意味
・人の上に立つことが意味するものとは

他にもまだまだ重要な部分はあったのですが、中でも僕が楽曲が思い浮かんだ理由が「選択」についてです。

何か「帰り道は遠回りしたくなる」と似通っている部分があったんだと思います。

2.「帰り道は遠回りしたくなる」 について

この楽曲は 元乃木坂46 西野七瀬さん(以下敬称略)がセンターを務めた卒業前最後の表題曲です。詳しくはこちらのwikiをどうぞ。

「人生は様々な偶然が重なって変わっていく」がコンセプトとされ、センターポジションを務める西野七瀬が学生とアイドルの2役を同時に演じ、それぞれの道で幸せな人生を歩み続けていくというストーリー仕立てのミュージック・ビデオに仕上がっている。グループとして実際にあったエピソードや、西野以外のメンバーから見たこれまでに印象深かった西野など、事前にリサーチが行われ各シーンで採用されている。

3.選択すること

「帰り道は遠回りしたくなる」のMVでは、西野七瀬が2パターン役を演じています。

美術学校の学生の道に進んだ西野七瀬
アイドルとしての道に進んだ西野七瀬

けれどどちらを選んだからと言って、西野七瀬は西野七瀬です。可愛い。
歌うことが好きで絵を描くことが好き。これは立場が違えど変わらない。

実際にMVでも、そのような描写が数多くあります。

アイドル西野七瀬が絵によって笑顔になる。
美大生西野七瀬が歌によって笑顔になる
(水泥棒さん...)。

どちらを選択しても西野七瀬は絵も歌も関わっていく事はできています。

MVでは選択は立場が変わるだけのもので、○×クイズのようなものじゃないという描写がされています。

4.挑戦すること

ここで少し西野七瀬自身の話になりますが、センター数は7回で、生駒里奈さん、白石麻衣さんを上回りトップを誇ります。
ただ、初めから1列目常連メンバーだったかと言えばそういうわけではありません。3列目からスタートし、2列目に行ったかと思えば3列目に戻り、やっとの思いで1列目に入り、センターをやるまでになりました。

運営から推されていたにしろ推される理由がそこにはあったはずだし、そのチャンスを逃さず努力し続けた結果、ファンからも愛されて人気も出たように思います。

「帰り道は遠回りしたくなる」のMVでも、アイドル西野七瀬の悩んでいる姿は描写されています。しかし、最後は周りを笑顔にさせるアイドルとしてセンターポジションで輝いています。

挑戦する事・行動することを諦めたらMVの西野七瀬も現実の西野七瀬も決して生まれていないでしょう。

5.決断すること

「帰り道は遠回りしたくなる」の歌詞にも注目してみます。

帰り道は 帰り道は
遠回りをしたくなるよ
どこを行けば どこに着くか?
過去の道なら迷うことがないから
弱虫(弱虫…)
新しい世界へ
今 行きたい 行きたい 行きたい 行きたい
強くなりたい

好きだったこの場所
一歩目踏み出そう

これは1番のサビです。個人的解釈ですが、この「帰り道」というのは「居心地のいい知っている道」。そこから遠回りして、行った事の無い少しだけいつもと違う道を見てみたいと捉える解釈もあれば、今の道に長くいたいと捉えることもできますし、新しい道へ考える時間が欲しいと捉えることもできます。全部入り混じっているような気もします。

そんな弱虫だけど、新しい道へ行きたいし、強くなりたい。そして2番へと続きます。

知らない道 知らない道
あと何回 歩けるだろう
夢の方へ 愛の方へ
風は道を選んだりはしないよ
このまま(このまま…)
ONEWAYの標識
でも 行くんだ 行くんだ 行くんだ 行くんだ
戻れなくても…

2番サビです。一方通行で振り返れなくても自分の道を行きたい。1番よりは前向きに自分の決断を自分に言い聞かせるように。そんな意思を感じます。

風のように 風のように
思うままに生きてみよう
過去がどんな眩しくても
未来はもっと眩しいかもしれない

そしてこの部分が僕が最も好きな歌詞。

迷ったっていい。
自分で選択して決断して行動していくんだ。
「選択すること」の結果は自分次第だ。
自分の面白いと思う方へ選択しよう。

という思いが感じられる曲です。

月並みな言葉ですが、すごくいい歌詞ですし、メンバーのことを知ってれば意味も深くなってくる歌詞ではないかなと思います!

まとめ

僕はこの本を読んでいた時にこの曲が思い浮かびました。曲と西野七瀬の紹介みたくなっちゃいましたが。。。

人から「死ぬ気で頑張れ!」って言われても努力を続けることってなかなか難しいですよね。だけど、自分の意思でまるで「帰り道を遠回りするような変化」から始めてみる。そうするといけそうな気がするんですよね。

僕が本を読んでこの曲が浮かんだ理由は、ここな気がします。
この本は曲とは違いストレートな言い回しをしています。だけど、突き放してくる印象ではありませんでした。どこか読者の目線に立って、こうしたらできそうでしょ?と教えてくれているような気がしました。

この本を読んで、そして曲を改めて聴いて

「選択すること」と「挑戦すること」がイコールではないこと。
選択は挑戦の積み重ねによって決断できるということ。
また、選択に対して挑戦を積み重ねること。
そして結果は挑戦次第で成功にも失敗にも変えられるということ。

自分や周りの「人生の豊かさ」を体感し、幸せを感じる瞬間をたくさん味わうことができたらこんなにいい人生はないなと僕は感じました。

ここに書いた事はこの本から感じたことの一部なので、是非一度手に取ってみてください!僕は難しく考えすぎていた時に読んで、自分のやりたいことのために行動していこうと思えました。

そして、西野七瀬を知らなかった方も彼女の魅力にハマって欲しいです!僕は書くに当たって完全にハマりました。乃木坂というアイドルの楽曲のイメージは彼女の功績が大きいと個人的には思っています。

乃木坂からいなくなっても西野七瀬は西野七瀬だ。


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