アドバンスト人材
『【ホワイトカラーが生き残る3つの道:冨山和彦】アドバンスト現場人材の仕事/バス運転手は60代がベスト/日本の大学には実学がない/ローカル企業はおすすめ/起業で大谷翔平を目指す/中堅・中小企業幹部になれ』
冨山さんは預言者であり、一歩先のことを常に発言されていると思っています。この動画でのトークの内容が実現するのは、今しばらく先かと。
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『中小企業省力化投資補助金』
上述の動画にて、「ホワイトカラー」が「アドバンスト現場人材」になるためには、ということですが、ホワイトカラーはいったん置いといて、まず、「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」を達成するほうが先だと思います。
そのために、診断士の立場で本来期待したいのが、この「中小企業省力化投資補助金」になります。
ですが、制度の活用には問題が……
『中小企業省力化投資補助金の問題点と注意点を解説!』(中小企業省力化投資補助金 申請代行サポート(CPA))
※既存設備の置き換えについては、今後徐々に認められていく方向です。この点については、中小企業経営者の方にとってはポジティブで、置き換え需要が発生することが期待されます。
最も不満なのは、やはり、
対象製品の限定性
です。補助金の対象となる製品は、事前に指定されたカタログに掲載されているものに限られているため、企業が本当に必要とする特定の製品を補助金で購入できないケースが多々見受けられます。
登録製品数に偏りがあるのもさることながら(スチームコンベクションオーブンと券売機で大半を占める)、対象業種を見るに「製造業」、「小売業」、「飲食サービス業」が中心になっており、「介護サービス業」がありません。
経済産業省系補助金は、そもそも医療・介護・福祉は「他の支援制度や補助金で」ということになってしまいますが、そうだとしても「医療」と「介護・福祉」は分けて考えてもよいのではと思ってしまいます。
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エッセンシャルワーカーの主な職種
医療従事者
医師、看護師、薬剤師など、病院やクリニックで働く人々。介護・福祉関係者
高齢者や障がい者を支援する介護福祉士、保育士など。教育機関の従事者
幼稚園教諭、小中高校の教師など、教育に関わる職業。小売業・販売業者
食料品や生活必需品を販売する店舗の従業員。運送・物流業の従事者
郵便配達員やトラック運転手など、物資を運ぶ役割を担う人々。公共サービスの従事者
警察官や消防士など、地域の安全を守る職業。
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これらを見ても、給与待遇面や運営会社の経営基盤を考えると、介護・福祉関係者については、医療従事者と分けてもいいのではと思います。
「肉体的な疲労」、「精神的な疲労」、「待遇面」、3つとも不満足であれば、どうしようもないでしょうが、一つずつでもよいので改善していく必要があります。
※ただし、介護・福祉分野においては、厚生労働省系の助成金がサポートしており、その面では何も手当がないわけではありません。
『【2024年(令和6年)】介護事業者向けの助成金まとめー人材の確保と離職防止ー』(株式会社日本ケアコミュニケーションズ)
とはいえ、経済産業省系においても、もう少しサポートがほしいな。私も、なんらかの仕事に絡みたいな、という思いであり、最後はポジショントークになってしまいました(ごめんなさい)。