同窓会〜平成元年の思い出〜
母校のホームカミングデーで、コース別(専攻ごとに縦割り)の同窓会が開催されました。会場は私たちが学んだ校舎でした。
私の在学中の30数年前、母校は短期大学でした。
2年間に課題と授業を目一杯詰め込んで、大学生活を楽しむ暇もなく、就活を迎え、あっという間の2年間でした。
同窓会で、私たちが学んだ校舎を同級生と巡ってみました。
山肌にひな壇状に地上4階建てで、どの階もルーフテラスから教室に入る形。
ルーフテラスからは京都市内が見渡せます。
知られざる夜景スポットでもあります。
あー、あの頃、このテラスから京都市内を眺めながら、
同級生とお昼ご飯を食べたな〜
恋話で盛り上がったな〜
あの頃にフラッシュバック✨
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当時の私は第三志望でこの短大に入学し、行きたかった大学への未練が残った状態でほぼ1年間通い続けていました。
仮面浪人してもう一度受験したいと思っていました。
結局、仮面もできず、毎日「なんか違う」と思いながら通っていました。
だから、大学の風景もどんよりとしか見えていなかった。
2年になる少し前、時代は平成に変わりました。
平成になったことが理由じゃなかったと思うのですが、
2年生になって、私の気持ちも変わりはじめました。
「いつまでも受験の失敗を引きずるのはやめよう!
今おかれているところで面白いことを探そう!」って。
それまで何も思ってなかった通学途中のバス🚌の車窓から見える街路樹のある街並みに、なんてきれいなんやろ〜と思ったり、
校舎の最上階のテラスに座って、京都市内を眺めて、友達とおしゃべりを楽しんだり、
やっと大学生活って、こんなに楽しかったのかと思えるようになりました。
同じ専攻の数少ない男子の中に、それまで何とも思ってなかったのに、気になる人❤️ができました。
学生の間は付き合うことはなかったけど、その後2年ほどすれ違いながら、結局、その人が今の夫であります☺️
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現在、母校の校舎はほとんど建て替わり、とても規模が大きくなってますが、
私たちが学んだ校舎は内部リニューアルだけで、ほぼ当時のままでした。
同窓会の日も教室で制作に励む学生もいて、ここで学んだ日を思い出しました。
去年の卒業制作の展示がいくつかあって、今の学生さんは中国台湾の方が多くて、また優秀なことと、プレゼンのデジタルスキルに驚きました。
私たちの頃はケント紙に鉛筆ドローイングや、水彩、ロットリングペンでインキング、ワープロで文字の貼り込みをしてましたから、、、
これも時代の流れ、
プレゼンの方法も大学の規模も名前も変わりました。
私の卒業後、母校は4年制大学になり、今では通信制を含めて、2万人も学生がいるマンモス大学になっています。
時代が変わっても、昔の卒業生が訪ねていける場所を守り続けてくれている大学に感謝です🙏。
ここまでお読みいただきありがとうございました。