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絵本の読み聞かせを継続的にするようになった理由

直接のきっかけは「手軽で楽しいから」

プロフィールにも書いてありますが、私もいちよう仕事をしています。仕事をしているとは言っても、勤務先と家族の多大なる協力のおかげで、世間で言われているような多忙なワーキングマザーにはならずにすんでいます。そして、これまた本当にありがたいことに、私が仕事から帰ってから子どもたちが寝るまでの間に、毎日1時間程度は一緒に何かをする時間が確保できています。

関係者の皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。

さて、せっかく確保できた子どもと過ごせる1時間。何をするかいつも悩み、迷い、試行錯誤の日々が続いています。とはいえ、自分や子どもが疲れていたり、やらなくてはいけないことがあって1時間も時間が取れない日もあります。

でも、それなりに毎日「子どもとママとで一緒に何かをする生活」をしていると、理由は何であれ「何もしないのは違う…」と子どもが(というか、娘が)思うようになりました。そこで、「手軽にできて楽しい、子どもと一緒にできる『何か』はないだろうか」と探していました。

上記の話とは関係はありませんが、今年の秋、娘に「お月見を楽しんでもらいたい」と思いました。そのために何をしようかと考えた結果、図書館で「お月さまってどんなあじ?」を借りてきて読んでみることにしました。

「絵本って意外とおもしろくて、手軽!」


我が家には、私が子どものころに買ってもらった絵本も含めて、100冊以上の絵本があります。もちろん、ボロボロでも今でも読める絵本もあれば、それほど傷んではないけれど今の時代にはそぐわない絵本など、玉石混淆です。そのような我が家の絵本たちですが、娘が「読みごろ」の絵本は、私以外の家族も含め読んでくれているため、そして、私自身も内容を知っているため、あまり読むことがなくなっていました。そこへの図書館で借りた「読んだことのない絵本」の導入です。

とても魅力的でした。何より、娘以上に私がはまってしまいました。


継続している理由① ―子どもの世界が広がったことを感じたから

上述のようなきっかけで、図書館で絵本を借りるようになったところ、毎日絵本を3冊読むことが私と娘の日課になりました。なぜ3冊かというと、娘の希望です。なぜ「3冊」なのかはよくわかりません。
(ちなみに、絵本は図書館に返すまでに3回読むことにしています。)

そして、毎日絵本を3冊読むことを続けて半月ほど経ったころ。
娘が玄関で、細長い棒と草の間のようなものを見つけて、「ママ、これ、『ほそながいぴんぴん』だね!」と言いました。

「ほそながいぴんぴん」これは、少し前に読んだ「10ぴきのかえるのあきまつり」に出てきた物語のキーワードです。

何か娘の「学習が成立した」というわけではありませんが、「絵本が娘の世界を広げている」と私の中で「おぉっ!」と思った瞬間でした。「ほそながいぴんぴん」自体には意味はないのかもしれませんが、このような出来事を子どもにたくさん経験してもらいたいと思ったことが、絵本の読み聞かせを継続している理由の一つです。


継続している理由② ―子どもの考えを知り、一緒に話をすることに楽しさを感じたから

上記の出来事とほぼ時を同じくして、「ファーディとおちば」という絵本を読みました。絵本の中で、主人公の子ぎつねのファーディは、お友だちの「木」から落ちた葉っぱを持っていく他の動物たちに「それは木のものだからダメ!」と言い、落ちた葉っぱを木に戻そうとする様子が描かれています。

娘に、「落ちた葉っぱは誰のもの?」と聞いてみると「木のもの」という返事が返ってきました。

「そっか、じゃあ、ファーディは優しいね」という話をした数日後…
「ところで、娘ちゃんの抜けた髪の毛は、娘ちゃんに返した方がいい?」と聞くと、「それは違う」という答えが返ってきました。
「じゃあ、葉っぱはどう?」と問うと…


娘はしばらく考えているようでした。
また、数日後、「落ちた葉っぱは誰のもの?」と娘に聞いてみると、幼稚園で落ち葉を拾って遊んだようで、落ち葉は「木のもの」ではなくなっていました。

絵本の内容について娘の考えを聞いたり一緒に話をしたり、娘が自身の経験を通して考えを変えていく様子をつぶさに見ることができ、私自身にとって何とも楽しい経験でした。


そして、きっとこうやって私が娘と話したり考えたりすることは、彼女のためにもなるだろうと思いました。もちろん、私のエゴの可能性もありますが。。

これが、絵本の読み聞かせを継続しているもう一つの理由です。


絵本を読むことの効果が知りたい ―それは今も調べ&考え中、でも何より「楽しまなくちゃ!」

上述のように、「絵本を読むことって何か意味がありそう」と感じて以来、「何か意味があるならその効果を最大限発揮できるようにしたい」と欲深な私はいろいろ調べたり考えたりしています。
その内容については、また別の機会にしようと思いますが…

絵本を読むことの教育的な意義ばかりに気を取られないで、娘と物語を楽しむことを忘れないようにしたいと思う今日この頃です。

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