障害者になったのは4年後
話が飛びまくりますけど、てんかん患者の方、あるいは障害者の方はわかってもらえるかと思うんですよ。
私、障害者手帳を持ってます。「精神障害者福祉手帳」というヤツ。等級はなんと1級です。この前更新しました。それで編集者やってました。正確に言うと、1月まで悪性リンパ腫で1年間休職していて、それで退職したので、今は無職です。
だもんで、障害者なので区役所行って国民年金の切り替えを行ったタイミングで、法定免除を行うんですけど、あれは2級以上の人が対象なんですよね。それで、2級以上で自分から窓口に来る人っていないんじゃないかとおもうわけですよ。だから窓口の人に言われました「生活保護ですか?」って。いやいや、違う違う。障害者!
だからね、最初に書いたように、てんかんが精神障害に入ってることって難しいわけですよ。他人から見たら障害者に見えないんだもの。実際、普通に働けるし。でも、内心はかなりやられてるというか、ダメージが大きかったりするわけで。そのあたりが精神障害に含まれるんだろうと思うんだけれど。
実際、自分でもそのあたりを認めたくない時期があって、それに最初の病院があまり障害者手帳について説明してくれなかったこともあって、申請しなかった。そしたら、あっという間に4年が経って、手帳申請は2011年。その時点で1級ということに。
実際、2011年時点では精神的にかなり病んでいた。その頃には雑誌から書籍の編集部に転属していたんだけど、外部スタッフなしに書籍は作れなかったというか、それもまた書籍の作り方のひとつではあり、編集の仕方のひとつではあるんだけど、障害を抱える前のぐるぐる頭が回転する感覚はなくなっていて、薬のせいで日中はぼんやりして、眠気はあるし、やる気はないし、アイデアは浮かばないし。外部の編集者に手伝ってもらって本を作ってた。それでも企画出しはできていたし、それなりにヒット作は作れていたという感じ。何とかなってたな。
障害者で等級1級だと、仕事すらできないと思う人がいたらあらためてほしいです。まともに働けていたからね。まとも? まあ普通に。編集者という仕事だったから、成果主義だったわけですよ。なので時間もいい加減だったし、その間に病院にも行ってたし、ある程度自由が利いた。
リンパ腫になって1年休んでも、自分の成果だけの仕事だったから、特に誰に迷惑かけるわけでもなかったし、社長も「ゆっくり安んでおけ」と。
とはいえね、入院当時はボーナスも出たけど、働かなきゃ実入りがないわけで、納税、保険料だけが嵩んでマイナス計上だったのも事実。それに、ほかにもいろいろ考えてね。もう編集職は辞めようという結論に至ったわけです。
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