【JAL機衝突事故】羽田空港の予算不足からの事故では?
2024/01/05
https://www.youtube.com/watch?v=GOYgFVTxDkc
先ほどアメリカから羽田空港に帰ってきた。到着したのは滑走路Bで、事故のあった滑走路Cと管制塔の関係はよく分からなかった。
ロイターニュースから空白の40秒間の謎が解ける報道があった。管制塔と海保機の間の最後のやり取りがあってから、事故が起きるまでおよそ2分あった。滑走路の中に移動するまで80秒、その後40秒ほど滑走路にいたという報道が出ていた。
その40秒間、管制塔は何をやっていたのかが気になる。管制塔は見ていなかったのかと言う人がいるが、管制塔からその海保機が見えるのかどうかは、事故の瞬間をとらえたライブカメラの映像を見ても、海保機が何所にあるのか判らない。小さなランプが着いているのがかろうじて見えるだけだ。
レーダーシステムがあるはずなのにどうなっていたのだろう。その空白の40秒の謎が解ける報道がロイターから出ていた。
『羽田空港、誤侵入防止装置の監視員配置 & 8日からC滑走路再開へ』
斎藤鉄夫国土交通相は5日、滑走路への誤進入を防止するレーダー画面を常時監視する人員を羽田空港の管制に配置する方針を明らかにした。2日に起きた航空機同士での衝突事故を受けた措置で、6日から実施する。閉鎖していたC滑走路は8日に再会できる見通しだという。
2日に起きた事故を巡っては、管制官が許可を出した形跡がないにもかかわらず、海上保安庁の航空機が滑走路に入り、着陸してきた日本航空(JAL)機と衝突をした。進入した原因は運輸安全委員会を中心に調査中だが、まずは誤進入の防止策を強化する。
滑走路上や誘導路にあるレーダーが検知し、管制室内の画面に表示してくる情報を常時監視する人員を配置する。管制官を増員はせず、役割を見直すことで対応する。
国交省幹部は記者団に対し、事故発生当時にシステムが故障していたという情報はなく。通常通り機能していたと認識していることを明らかにした。「原因が何にせよ、レーダー画面を常時監視することで安全性が高まっていくことは間違いない」と語った。
2日の事故以降を閉鎖していた羽田空港のC滑走路は、現在進めている事故機体の撤去が終わり次第、滑走路の復旧作業に移り、問題がなければ8日に再開できる見通し。羽田の離発着は離発着は事故前の7割程度まで低下していたが、おおむね正常化する。
着陸する時の進入角を指示する設備が今回の事故で故障したことが明らかになり、南風の際は都心上空を通過するルートが使えず、運用再開後も離発着の処理能力は事故前の9割にとどまる。北風の際は10割まで戻る。
この説明は役所の無謬性と呼ばれているものである。何が起こっても、自分たちは絶対間違っていないということなのだ。要はレーダーを見ていなかったことが推察できる。レーダーは動いていたから、自分たちは何も間違っていない。常時監視する人を増やすから安全性が高まってよかったという。
レーダーを見ている人がいないのだったら、何のためにレーダーを置いているのか。ただの飾りなのか。この空白の40秒間にレーダーを見ている人がいて、誤進入を発見していたら、防げた事故だったかもしれないのだ。
何十人も人員を配置して、レーダーなどのシステムでヒューマンエラーを防ぐシステムになっているはずなので、海保機の機長一人に責任を押し付けるのは間違いである。
どの国も国内の報道内容を検閲していて自由に書くことができない。外国人記者クラブに出入りしている記者が、日本はそのガバメントコードと呼ばれる政府の言論統制がとても厳しいと漏らしている。
私は金融機関でアナリストをしている時代から、日本語と英語の記事を読み比べたり、時系列で読んだりするのが仕事だった。
政治的な事件に巻き込まれてから、その違いを見ていくことが一層大事だと思った。この国は報道の自由もなく、事情聴取の際にも弁護士の同席が認められないほど人権を軽んじている。だからこそ、海保機長の人権が危ういと思い、こうして話をしている。
事故の直後で動揺もしているし、何よりも仲間や部下を失っている。そこに弁護士もつけてもらえずに警察の取調べを受けるのはとてもきついことだ。
海保機の機長に全部の罪を押し付けて幕引きにしようとしていると推察しているのは、岸田政権の支持率が下がっているので、羽田空港から海保の飛行機を飛ばして、物資届ける政治的パフォーマンスに使おうとしたのではないのか。
それが失敗して、事故に繋がったとしたら、さらに世論から批判を浴びることになるので、こうして自分たちは絶対悪くないと羽田空港は言っているのだ。海保機の機長にだけ責任を押し付けて幕引きしようとしているのならば、それはあまりにもひど過ぎる。
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