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半年ぶりに荒ぶる精神が闊歩した結果、パートナーを失いかけてる話/なんでも屋さんの日常

 去年の8月、私は低血糖症由来の鬱だと診断されました。そこから11月まで、苦しみながら生き抜き、また今年2月にどん底へ。そして3月から10月まで、去年とは全く異なる、とても落ち着いた日々を過ごしていました。そう、本当の自分はこれだ、こうだったはず。そう思いながら、鬱からの脱却を喜び、時々見える影にも対処しながら上手くやってきた。はずだった。

大好きな福祉職がまさかの再発原因に

 10月半ば。私の精神は大きくぐらついた。きっかけは、グループホームでの勤務だ。勤務は超楽しい。超長時間だけど。でも楽しかった。そんな中でも、一つだけ、辛い仕事があった。それは、とある利用者さんの入浴介助だ。その利用者さんは、情緒不安定な方で、新人と打ち解けるのに時間がかかる。環境の変化にも弱い。その結果、私は暴言無視激昂のターゲットとなっていた。

 色々考えた。色々相談した。でも無理だった。ある日、「死ね」と言われた。もしかしたら、「死ね」じゃなかったかもしれない。そんな言葉使ってるの聞いたことないもん。でも、そう聞こえてしまった。それくらい限界だと自分で思った。

 この辛さを、1番共有してしまったのがパートナーである。というか、帰ってくるなり毎回泣いていたので、この1ヶ月は大変だっただろう。毎回毎回精神をぐらぐらさせられ、日常生活にも支障が出てきた。そんな時に、私を慰めてくれるパートナー。その図を、私は利用者と私の関係に置き換える。私が利用者の情緒不安定に対応するように、パートナーが私に対応してくれる。反対に、職場でも、利用者が私に重ねられる。お風呂に入りたくない時だってあるだろう、泣きたくないのに泣いてしまう時もあるだろう、なんだかイライラして叫びたくなる時もあるだろう、当たりたくなることもあるだろう。ちょっと分かっちゃうからこそ、利用者の理不尽さが、我が身の短所を論うかのようで刺さる。どうしたらいいのか、わからなくなる。そして、その困惑は、パートナーも同じなのかもしれない。

 この1ヶ月くらい、自分が壊れるたびにわかっていたはずだった。何度も重ねていた。でも、自力では抜け出せない沼だった。そりゃ誰でも、1番長くいる人が情緒不安定だったら辛い。しかもこちとら仕事だからお金はもらえるし、他人だし、どっかで切ろうと思えば切れる。しかしパートナーという立場上、そうとも言い切れないはず。

 が、しかし、結局パートナーは他人だった。切ろうと思えば切れる存在だった。

パートナーの限界に気付けない愚かな私

 最近、私はパートナーの小さな自由時間が気に入らなかった。週に何回かの真夜中までのゲーム。ボイチャを使って、友達と楽しげにプレイする様子。その声、時間、テンション、何もかも気に入らなかった。自分もプレイするゲームである、楽しさは知っている。けど、あるいは、だからこそ?彼が長時間にわたって喋り続けるのが不快だった。

 「こんなにパートナーが辛そうなのに、睡眠を阻害するのか」
 「どうして寝る前の30分くらい、一緒に話す時間を作ってくれないのか」
 「ずっとじゃなくていい、今のこの精神状態の間だけ我慢してほしい」

 思うだけでなく、彼に直接告げた。
 そしてその原因は、私が思っていたよりも深刻だった。

 「今気づいたけど、俺もしんどいわ」

 おい、気づいてなかったんかい。思わず心の中でツッコミ。ここは関西の血が黙ってなかった。いや、そりゃしんどいやろ、しんどいけど、去年の今よりやばかった時期を受け止めてくれてたから、今回もいけとんのかな〜とか思うやん?いやいやいやちゃうな。私が勝手におごっとんのがあかんかったんやん。
 とまぁここまでコンマ3秒とかである。他にも色々とあったので、そちらの方が重めだったけれども、この発言で決まった。

 「同棲解消」

 もう1年半くらいだろうか?ちゃっかり同棲させてもらっていたのだが、しばらく実家に帰ることを、なんとまぁ依存しまくりのこの私から、提案してしまったのである。悲しいことに、1番やりたくなかった選択をせざるを得ない。だってパートナーまで鬱の地獄に引き込むわけにはいかない。苦しむのは私だけで十分なのよ…!みたいなヒロイン精神がなくもない。が、本当に悲しい。だっていつも一緒にいたんだもん。支えてもらっていた。でも客観的になった自分が提案してしまったので、もう後の祭りである。主観の自分は自分でご機嫌を取るしかない。

 という経緯で、私は今パートナーを失っている(仮)状態である。反省すべき点は本当にたくさんあるし、日々自省してきたつもりだった。でも、どうしても鬱だと身体が動かない。動けないので、たとえば家事でも頼りっきりだとわかっていても、できない。甘えなのか、鬱のせいなのか、自分で線引きも難しく、どうしたらいいのか自分でもわからない。でも、私はどっちかというと頑張りすぎてダメになるタイプ。しんどい時は極力人に頼って、できる時にその分を返すようにしている。だからパートナーにはしばらく迷惑をかけ通しで、それも申し訳ないストレスに加算されてしまう。

 離れたことが良かったのか、よくなかったのかは、2週間後のお楽しみ。不安と絶望と希望が入り混じる心地で、一刻一刻を生き抜いていく。まずは主観の自分のご機嫌取りに勤しもう。

 チップとは?

 自分を甘やかすためにもお金がいる。お金がいるのに鬱だから働けない。どうする?とりあえず自分の持てる(持ってるかも不明な)文才を駆使して、noteにして、チップをもらえたら、その分だけ自分を甘やかそう。
 想定外の出費は、想定外のチップで。そうすれば、罪悪感なく甘やかせて、生き延びるのでは?
 そんな思いつきでnoteをしばらく書きます。

 また、みなさんのお話を聞いたり、noteにしたり、なにか私ができることをする代わりに、サポートしていただくことも可能です!その場合はTwitterかInstagramに DMしてください📩なんでも面白そうならやります。PayPayで送金していただければ嬉しいです🙇‍♀️

 下のサポート(アプリ版では表示されないため、webより閲覧してください🙇‍♀️)より皆様からいただいたチップをもとに、自分を甘やかしてきたいです。甘やかした後、精神がおさまれば、再び「なんでも屋さん」として、新しい働き方、生き方を表現しつつ、日常の中の小さな困りごと、ワクワクを叶えるという面白い仕事を創っていきます。私のペースで。なんでもない私たちが、ちょっとでも生きやすい社会に。
甘やかすだけでできる、人助け、どうでしょうか。私を生かしてください。(切実)

 では今日もまた、生き抜こう!!

しっかり鬱になってるくせに、なぜか人と違うことだけやりたくなっちゃう人間。 そんなふうかの観察、そして今後も応援してくださる方、よかったらサポートお願いします! PayPayでのサポートはこちらのIDへ:fuka88726