
激動のBL界 2024年はどんな年だった?
今年は年末年始休暇が長くて嬉しい~!うきうきで仕事納めに励む筆者です。
今年も良いニュース、悲しいニュースがたくさん飛び交いました。
2024年総決算!BL界隈で特に注目を集めたニュースをプレイバック!
BLドラマ過去最高本数更新!
年々増え続けるBLドラマですが、2024年の制作本数は17本!
実写化BL映画も多く上映され、BLファンは大忙しの日々を送っていることかと思います。
来年も1月から一穂ミチ先生原作のドラマ「ふったらどしゃぶり」が放送を予定していますし、Snow Manの向井康二さんと森崎ウィンさんがW主演を務める日タイ合作映画の発表もされたばかり。
来年もこの勢いは止まりません!
業界激震!?X公式からのAI取り込み宣言
SNSプラットフォーム「X」(旧Twitter)が規約を改定し、ユーザーの投稿内容をAI学習に活用することを明確に規定しました。
これにより、Xにイラストや漫画を掲載することを取りやめたり、Xそのものを引退した作家や絵師も少なくありません。
Xに変わる新たなプラットフォームの登場も相次ぎました。
引き続き投稿を続けるというユーザーもウォーターマークを入れたり「ふせったー」を使うなどの対応を行い、以前のように活発に活動することが難しくなってしまいました。
過去作品の映画が大ヒット!
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(興行収入116億円)、『ガンダムSEED FREEDOM』(興行収入53億円)など既に完結している作品の劇場版が上映され、大ヒットとなりました。
とくに『ハイキュー!!』はこれまで何度か劇場版を上映してきましたが、いずれも10億円を超えるようなヒットとはなりませんでした。
しかし昨今の傾向である原作ファン以外の一般層による話題作アニメの劇場鑑賞が増え、大きく裾野を広げています。
昨年の『THE FIRST SLAM DUNK』(興行収入157億円)に続き、スポーツ系アニメの波が来ていそうです!
成人向けコンテンツサービスで相次ぐクレカ決済停止
海外のクレジットカードブランドによる成人向けコンテンツへの規制強化がひろがり、「DLsite」や「Fantia(ファンティア)」、「FANZA同人」などの成人向けコンテンツでVISAやMasterCardの決済停止が相次ぎました。
ユーザーからは混乱や悲嘆の声が上がっています。
3月下旬に、同サイトから「成人向け作品を含むサービスにクレジットカードブランドから要請があった」として、一部の語句が使用不可になるとの告知を受けたとクリエイターがSNSで報告。「ロリババア」を「ひよこババア」、「獣姦」を「動物なかよし」に置き換えるなどの対応が話題となりました。
その後4月3日、エイシスは「DLsite」でVISA・Mastercardの決済を停止すると発表し、翌4日にはAmerican Expressの利用も一時停止となりました。
(中略)
その後、他のサイトでもクレジットカード決済を停止するケースが続きました。DLsiteが言い換えを通知したときには一部におもしろがるような反応も見られましたが、クレジットカード会社の意向によってアダルト作品などある種のコンテンツが販売されなくなったり、コンテンツサービスでクレジットカードが使えなくなる事態が進むのではないかと、今後を不安視する声が大きくなっています。
哀悼…BL黎明期を支えた作家がご逝去
染井吉乃先生
人気シリーズ『虹の入江』をはじめ、優しい筆致と温かい心理描写で幅広い支持を獲得。20年以上にわたり、数々のBL作品を生み出されました。
英田サキ先生
BLアワード2024 小説部門第2位の受賞が記憶に新しい英田サキ先生。
代表作『エス』『DEADLOCK』シリーズをはじめ、裏社会を舞台にした硬派かつ緻密なストーリー展開や、魅力的なキャラクターで根強い支持を獲得され、ちるちるのサイトを立ち上げた当初、もっとも人気のあった小説家の一人でもありました。
平喜多ゆや先生
ちょうどちるちるが出来た頃に活躍した作家さんで、『すくすく恋日記』『ここにおいで、お兄ちゃん』を筆頭にほのぼのした世界観の中で繊細な恋模様を描かれていました。
ピュアな王道系ながらストーリーにひねりがあり、緻密な心理描写と心癒される作風は多くの読者を魅了しました。
謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
***
皆さんにとって、今年はどんな一年だったでしょうか?
2025年も良い一年となりますように。
来年もちるちると腐女子マーケティング研究所をよろしくお願いいたします。
youtube