色札祭とドライフラワー👼サヴィッチとエルモソはCLレベルじゃない。(CLインテル×アトレティコ1leg感想)
花璃です。
片付け&下の子たちの世話しながら息子ちゃんの実況だけであんまりちゃんと観れてなかったけど、Blue Sports系のチャンネルで〇〇語解説付きの再放送(とコケの特集動画)をみられた(義母に子ども預かってもらった(╹◡╹)♡)のでふわっとした感想だけじゃなくてちゃんとして書いてみる。
コケ「僕より優れた選手はいくらでもいる。僕が彼らに勝てるのは『チームプレーヤー』としての貢献度だけ」
試合開始前に5分くらいのドキュメンタリーで、コケの幼馴染の方とコケ本人のインタビュー動画がありました。
もう引退してユースチームのコーチになっている幼馴染が、
「ジョルジュはとにかく良いやつ。彼の人間性の素晴らしさは間違いない」
って言ってたのと、本人が
「小さい頃からアトレティコが大好きで、毎週スタジアムに通っていたよ。僕は兄弟も多かったし、家も金持ちじゃなかったからサッカーを続けるのも大変だった(レアル・マドリードユースのボンボンたちとは違うよ)」
みたいなこと言ってた。
()内は地元だとレアルのユース=ボンボンの習い事みたいなイメージあるのかなと言うわたしの妄想込みだけど、マドリード周辺は親がお金持ってないとサッカー出来ない環境なのは間違ってなかったなと思いました。
レアルの練習場とか綺麗で広いけど多分めっちゃ郊外にあるよね。
アトレティコで公式戦600試合以上出てるレジェンドと紹介されていました。
解説「シモーネ・インザーギはヨーロッパで最も過小評価されている監督」
これに関しては異論ないなー
だって、去年CLファイナリストになったんだよ?
しかも、ボコボコになるかと思いきやめちゃめちゃ善戦してアブダビオイルの初戴冠を阻止してくれそうな雰囲気を醸してた。
ジェコ→ルカクに代わってからいまいちだったから、ぶっちゃけ、ジェコが5歳若かったらCL獲ってたと思う。
ルカクはローマとFeyenoordの延長PKでも外してるし、大舞台に弱すぎる。
解説「バイエルンで批判に晒されていたパヴァールとゾンマーがこんなにものびのびとプレーし、輝いているのはシモーネ・インザーギの力でなくてなんなのか?」
コンテ→シモーネに代わってから、ルカク、ハキミ、シュクリニアル、オナナ、ジェコなど、主力が毎年いなくなる中でどんどん強くなるインテル。
昨シーズンはCLファイナリストにまでなり、今季は優勝候補である。
既にスーペルコパを獲り、セリエA首位、イタリアカップもまだ残っている。
補強費を考えると、それがシモーネ・インザーギの力でなくてなんなのか?という論調。
シモーネ、マジですごいんよ。
才能のある選手を伸び伸びプレーさせるのが上手い。
例えば、チャルハノールがコンテ政権で移籍してきてたらここまでフィットしたのか?っていう。
???「安心してください、ミステル」→色札交代の徹底へ
あの独特のビルドアップとかは選手がピッチ上の判断でやってると思うけど、シモーネはとにかく、人選と交代がめっちゃ冴えてる。
去年で言うと、さっさと見切ってハンダノビッチじゃなくてオナナ、ルカクじゃなくてジェコスタメンにするし、交代の決断も速いと思う。
アトレティコ戦も、テュラムが前半で下げ→アルナウトヴィッチ、アチェルビ→ドゥムフリース、羅宇太郎下げ→アレクシス・サンチェスとか。
お気にのベスメンがいるってことは、控え選手はやっぱり彼の中で一段落ちるということであると思うんだけど、思い切って代える。
なんか『安心してください、ミステル』事件とかいうのがあったらしく、それ以来シモーネは色札交代を徹底するようになったらしい。
ガリアルディーニってインテルのエルモソみたいな感じでしょ?
そういう、愛すべきキャラだけどネタすぎる選手は、情に絆されずにやはり放出すべきだと思う。
じゃないと覇道には辿り着けない。
インテルは今季21試合目のクリーンシート
巧いし堅いよね。
堅すぎてなかなかゴール前に辿り着けないのでGKのゾンマーが暇そう。
守備が堅いっていうか、保持の仕方が巧い。
持ちながら中盤を上手く飛ばしてカウンターしてくるから、パヴァールとかWBか?ってくらい上がってくるから、セットプレーの後のカウンターとかで、最終ラインまで行けばワンチャンあるのかなと思うけどなー。
シモーネは早めに色札交代を切ってくる
さっきも言ったけど、途中で出てきたカルロス・アウグストとかドゥムフリースとか見てたら、どう考えても先発よりクォリティは低いので、バックラインに色札交代が重なれば、ワンチャンの目はあると思う。
ローマ(サウジのアルシャバブに負けてたけど笑)はこのインテルから3点獲ってるのでローマインテル観てみようかなと思います。
インテルの勝ち方はイタリアダービーみたいだった
1-0で済んで万々歳な程度には差があったと思う。
終わって1-0でもやってる最中は勝ち筋見えないし、3-0以上の実力差がある感じの負け方。
負けた後のユベントスの選手たちが打ちひしがれて、
「カンピオナートは終戦だ。このインテルに誰が勝てるのか?」
って言われていたし、スーペルコパのナポリ戦も(ナポリの調子が悪いとはいえ)圧勝だったので震えたよ。。
イタリアダービーのときも、
「シュチェスニーじゃなかったら3-0、もしかしたら5-0でもおかしくない」
って言われてたけど、実際サレルニターナは4-0で負けて、シモーネの兄ちゃんのフィリッポ・インザーギは解任されてるんだよね↓
シモーネはアンチェロッティ級?
お兄ちゃんはミランのレジェンドFW(本田さんがミランにいたときのミラン監督もした)だけど、弟はインテルのレジェンド監督になりそう。
マジで、初めてCLでシモーネ観たときの感想が
「ピッポの弟ぢょん?」
だったけど、この3年でシモーネの方が名を上げてピッポの方が
「インザーギの兄貴」
みたいになってるのすごい。
アンチェロッティみたいにレアルの監督になるんじゃない?
スタイル的には、選手の特性を活かすタイプなので合いそう。
インテルの印象に残った選手
インテルの心臓バレッラ
一番目立ってた。
初めてインテルのバレッラ観た時、レアルのミリトンに猫パンチして退場したんだけど笑、その時も、シュートしたら師匠だけどめっちゃ巧くて怖い選手だった。
小柄なのにね。
ゲームメイカーMFとセカンドストライカー兼任してる感じ。
シュート以外はマジですごい。
ミドルシュート結構撃つ&師匠だけどたまーにすごいゴラッソもキメる。ラウタロ師匠のこぼれ球詰めるのはまあまあ見るイメージ。
敵陣に詰めるCBパヴァール
テュラムが左に移ってる時は上がってきてゴール前に詰めてる。
この人CB起用だったと思うけどインテルのゴール前暇だったからかめっちゃ上がってきてた。
フランス代表で右SBやったりしてたけど、その時よりチームメイト(バレッラ、テュラム)との相性がいいのかやりやすそう。
右SBの経験を活かしてガンガンゴール前に詰めるけど、エルモソと違って脚が速いので普通に戻り間に合うのがチート。
左右も身体能力も違うけど、エルモソが成功するとしたらパヴァールがお手本なのかな。
ラウタロ師匠
羅宇太郎に師匠って言ったらアルナウトヴィッチ師匠が怒ると思うけど、羅宇太郎っていいシュートもあるけど意外と師匠だから外してるのもあるし、かなり良いヘディングをオブラクさんも止めてくれてた。
とにかく撃つべきところで撃ってくるし、Attempt(シュートの試行数)が多いので得点も多くなるんだなぁと。
100本撃って50本外して25本止められても25ゴール獲る。
試行数という絶対正義。
ラウタロ・マルティネスはそういう男だよ。
鋼のテュラム
ストライカーかと思いきや、ドリブラーだった。
マルシャル(マンUのレジェンド)が代表でこの人にポジション取られてて、どんな選手なんやろと思ったら、ストライカーというよりはドリブラーで、意外とコマン(バイヤンのWG)的な感じだった。
アシストするタイプ。
ドリブルするテュラムにタックルしたヴィツェルさんがぶっ飛ばされててフランス語の実況が
「テュラム強えぇ!!!」
と絶叫していました。
体は強いし、見た目(失礼)に寄らず献身的で、デシャン監督やエンバペに気に入られるのも納得。
変態・チャルハノール
イタリアダービーでチャルハノールが無双してたので怖かったけど、今回はあんまり目立たなかったかなと。
アンカー同士のコケがマンマークに付いていたみたいで、相当コケに苦戦していた模様。
コーナーキックのキッカーでアップになってた時に見たらめっちゃ消耗してそうだった。
我らが麗しのカピタンにベッタリマークについてもらえるとか、とんだ果報者やで。
雰囲気は全然違うけど、めちゃめちゃおしゃれなロングボール蹴ってゲームメイクする、ピルロとかクロースみたいなレジスタタイプの選手のイメージ。
バレッラが心臓ならチャさんは頭脳みたいなイメージだったけど、頭脳が傾城コケに無力化されてても、インテルは余裕で強かったわ。
余談だけど、チャルハノールのドイツ語、ドイツ生まれなのにめちゃめちゃトルコ訛りで驚いた。
アルナウトヴィッチ大師匠
どこの解説だったか忘れたけど(多分CBS GolazoかESPN)、
「インテル黄金時代を経験し、中国とボローニャを経て帰還した男、アルナウトヴィッチは怪我をしたテュラムの代わりに出てきて再三チャンスを潰した。しかし、彼は諦めずにチャンスを伺い続け、最後に試合を決めた」
みたいなこと言っていた。
言ってもいいですか?
これぞ、真の師匠。
44試合ノーゴールでもW杯で決めた鈴木隆行師匠の正当な後継者。
アルナウトヴィッチが師匠がなんだ。
一試合に4本宇宙開発しても、一本決めてれば大丈夫なのだ。
決定力決定力って言うけど、結局はゴール数が多い方が勝つんよ。
というわけで、アルナウトヴィッチには大師匠の銘を捧げます。
アトレティコのいいところ、悪いところ
あの感じで1-0で済んだのはやっぱり守備が固かったのかなと思う。
失点シーンでもゴールに入るボールに追いついてたのはさすがだった。
1-4-5でバス止めてた21/22のシティ戦よりも前に出て来てたし、押されっぱなしでもなかったけど形勢逆転の可能性が見えなかったのが絶望感あったなぁ。
シメオネのイタリア語
シメオネが長いことセリエAに居たからか、CLの試合前の会見でイタリア語をしゃべってたみたい。
ペラペラだったけどしゃべりにくそうだった。
カターニャ時代にアルヘン人集めてスペイン語でミーティングやり出した話聞いてへぇ、と思ったけど、こんな感じなんだなぁ、と。
逃した魚
こういう泣き言流すのは今いる選手に失礼なのでやめてほしい。
二人ともいい選手だけど、インテルにいなかったら(特にテュラムは)泣かず飛ばすだった可能性あると思うよ?
絶望顔も美しいコケ
変態チャルハノールをEDにした我らが麗しのカピタン。
最後キツそうだったけどCBの枚数不足でヴィツェルさんを上げられずだったのでフル出場。
試合後、勝ち筋の見えなさに絶望感漂わせた顔してて興奮した。(コラ!)
借りてきたエルモソ
なんか顔色悪かったし、生彩を欠いていた。
CLトーナメントの強度とスピードに単純について行けてなかったと思う。
エルモソはやっぱりどこまでもスペイン人で、強度が上がるとまともにボール蹴れないタイプの選手なのかなと思いました。
バルサにピッタリ!
リーグ戦レベルだと『足元上手いCB』みたいな扱いだけど、CLだとグループリーグレベルでも前田大然氏にぶっちぎられる_:(´ཀ`」 ∠):
CLで勝ち上がりたいならエルモソは何が何でも放出すべき。
借りてきた猫みたいに空気で、色札だけしっかりもらう(エルモソが1枚目もらうと2枚目が怖すぎるんだよ!)。
好きな選手だけど、CLレベルじゃない。
交代して下がった後にやっと安心出来るような選手はトーナメントには要らないの。
ビッグマッチで浮き足立つクソ雑魚のエルモソよりも、こういう時に必要なのはこういう漢だと思う。
居ないヒメネス
怪我が無ければとかいう仮定はずっと怪我してる人に対しては通用しません。
悪夢のサヴィッチ
声も顔も不器用なとこも〜
ぜ〜んぶ〜ぜ〜んぶ〜嫌いじゃないの〜♬
嫌いじゃないねんけど、なんか、途中交代で出てきて早速黄紙回収するサヴィッチパイセン見てるともう一枚もらいそうでもう、気が気じゃないの〜♬
21/22シーズンシティ戦2nd legのフォーデンの悪夢が蘇る。゚(゚´Д`゚)゚。
俺のトラウマの原点はここにある↓
救世主ヴィツェルさん
DFとしてもCLレベルだったなぁと思う。
というか、唯一まともに通用していた。
見た目の割に意外と足が速いわけでも、ジャンプ力があるわけでもないんだけど、なんかソツがないというか、賢さがプレーに出てる。
こんないい人がフリー移籍で来てくれるなんて。
最高(╹◡╹)♡
左エルモソ真ん中ヒメネスの右CBで出てたのに、ガラスのヒメネスがHT交代したせいで左エルモソ右サヴィッチの真ん中をやらされて地獄を見た男。
色札蒐集家且つ要介護の二人(エルモソ&サヴィッチ)の介護に奔走する姿に、全アトレティが泣いた。
この人が右で出られる状態ならCLベスト4も狙えると思うけどikr
初手ハンドのモリーナ_(┐「ε:)_
開始早々いきなりペナ内でハンドしたモリーナきゅん。
やめれ、心臓止まるかと思ったぢょん_:(´ཀ`」 ∠):
肘下だったと思ったけど、なんか優しい審判が見逃してくれてその後ずーっとボール持つ度にインテリスタに盛大にブーイングされていた。。
可哀想。
世界王者なのに。。
セリエAのウディネーゼに居たのもあって、絡まれやすかったのかな?と思うけど、側から見てても精神的にキてて気の毒だった。
クロスがゴールネットに飛来するし_(┐「ε:)_
この子、プレースキッカー任せたら駄目かな?
アルヘン産の子はプレースキック巧そうなイメージあるからどうかなと。
顔も可愛いし、シメオネの招聘に応じてわざわざ来てくれたから大事にしたいよ(ノД`)
下駄を脱がされたモラタ
モラタは良くも悪くも、
『見切られていた』し『分かられていた』
ユベントスに居たからね。
交代で出た瞬間からブーイングされてたし、プレーも悪くなかったけど、何かが変わりそうな感じはしなかった。
小柄な選手が多いラリーガだからフィジカルで優位に立てている。
というのが顕著になったと思う。
前線に高さが出るのは悪くないけど、インテルにとって、怖さはなかったと思う。
最終兵器ジョレンテ
インテルの最終ラインをぶっちぎったのは結局ジョレンテだけだったなと。
猪のように突っ込んでくるジョレンテには、理不尽な怖さがある。
もっと彼を活かすべき。
WGリノ@ぷち師匠
リノは師匠だったけど、惜しいシュートも5回撃てば一本は枠内に行くはずだから、どんどん撃ってほしい。
この子はWG的な前目で活きる選手なんだなと。
シュートしようというメンタルがまず貴重なので2戦目もこの子がスタメンで。
験担ぎに余念がないデパウル
インテルに負けてまたもやコーンロウに戻した、世界王者ロドリゴ・セクシー・デパウル↓。
正直インテルの心臓(バレッラ)と頭脳(チャルハノール)の前では霞んで見えたけど、初戦でサウジアラビアに負けてW杯獲った人なんでね。
このメンタルは見習いたい。
元気出して、レイニウドさん
デパウルとお見合いして失点に繋がってしまったけど、もっと早くエルモソ→レイニウドに替えても良かったんでは?と思ってるので責める気にはならない。
守備の強度はエルモソよりずっと上だし、うちの息子ちゃんは、
「ヴィツェルがヘディングした時、繋がずにクリアしてれば良かったのかも?」
って言っていた。
イタリアダービーで見たユベントス、相当ヘタレてるから焦ってるのかな?
キング・カラスコ
勝ち目が全く見えなかったインテル戦、ワンチャンあるとしたらモラタが出たタイミングでカラスコ投入してたらドゥムフリースとカルロス辺りは相当混乱してくれたと思うんよなー。
と思うけど、サウジに行っちゃったからしゃーない。
その頃彼は↓
エルモソとサヴィッチに捧げるドライフラワー
多分あなたじゃなくていいね
余裕のない二人だったし
気づけば色札ばかり集めてさ
ごめんね
ずっと話そうと思ってた
きっとわたしたち合わないね
レアルユース揃いのベンチでさ
あなたばかり話していたよね
もしいつかCL獲れたら
今日のことを笑ってくれるかな
理由もちゃんと話せないけれど
あなたの寿司屋Toraで泣くのは嫌
声も顔も不器用なとこも
全部全部嫌いじゃないの
ドライフラワーみたい
君との日々もきっときっときっときっと
色褪せる
花璃。
海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。