円覚寺に行った話。
こんにちは。藤本ヒロシです。
神社に興味のないプリキュアオタクの僕ですが色んな神社仏閣巡りをしている母に付き添って写真を撮るという趣味があります。
前回のブログでは十和田神社に行ってきた話をしましたが、今回は青森県深浦町にある円覚寺に行ってきました。
この円覚寺は、檀家さんとお墓を持っていない「祈祷寺」と呼ばれるお寺なんだそうです。亡くなった人の為ではなく、生きている人の為のお寺が祈祷寺と呼ばれるものらしく、僕はこの円覚寺で初めて祈祷寺という存在を知りました。
敷地内に入ってすぐの建物の天井にはかっけえ龍が。神社仏閣好きの方は「龍神様」なんて呼んだりするそうですね。厨二病を10年以上引きずっている僕としては「ドラゴン」とか「暗黒龍」って呼びたい所ですが、どちらにせよカッコイイですね。
「金運アップするかも!」触れ込みの石が。今まで檀家さんを持っているお寺しか知らなかった僕としてはお寺でこういうポップなものに出会うとは思ってなかったので新鮮でした。なんか神社みたいですね。
神社っぽい、と思った矢先に仏像が。あ、やっぱここお寺だわ。なんか神社っぽかったりやっぱりお寺要素があったりと、不思議な感じです。
その仏像の近くにこんな物が。漢字が書いてある部分はカラカラと回ります。多分なんですけどこれ、回すだけでお経を唱えた事になる便利グッズだと思います。僕が大好きな漫画に、「史上最強の弟子ケンイチ」という格闘漫画があるんですが、その中で「不死身の作曲家、ジークフリート」というキャラクターがいます。
このキャラクターは、強さを求め修行で訪れたチベットで、回転させるだけでお経を唱えた事になる「マニ車」に出会い、その軸のブレないマニ車の回転に感銘を受け40日間回転しながら歌い続け無敵のカウンター技を習得します。(展開がぶっ飛んでいる事は無視して下さい。これがこの作品の魅力です。)その「マニ車」を見た時僕は、「あっ!この問題ゼミでやった所だ!」みたいな感覚になりました。まさかちょいエロ格闘漫画を読んで得た知識をお寺でアウトプット出来るとは思っていませんでした。ありがとうジークフリート。
個人的な今回一番のエモいポイントがこちら。階段を上がっていく途中にキャップを被ったお地蔵さんが何人もいます。
どちゃクソかわいい。子供用のキャップ被ってるんですよね。しかもそれぞれ同じお地蔵さんではなく、違う方向を向いてたりするのもとてもかわいいです。
ハァかわいい。神社の狛犬もそうですが、神社仏閣の石像たちはどうしてこう愛嬌たっぷりなんでしょうか。
本殿の外観と内観はこんな感じ。やっぱりお線香なんかも普通にあってちゃんと「お寺」でした。それでも先ほどのお地蔵さんの愛嬌も含め、檀家さんやお墓のあるお寺特有の「厳格感」というか「閉塞感」というか、もちろんそういったお寺が嫌いという訳ではないのですがこの円覚寺からは「お寺なのにウェルカムされてる感」がして先ほどから何度も書いている通り「不思議な感じ」がします。お寺=死んだ人の為のもの。というイメージが今まであった為、このお寺の空気感はとても新鮮でした。祈祷寺というものはどこもこんな感じなんでしょうか。
帰り際にもう一度お地蔵さんをパシャリ。やっぱりかわいい。過去のブログでも書いていますが僕は神社仏閣の人間臭い場所、生活感を探すのが好きです。元々なにも被っていなかったであろうお地蔵さんにどこかのタイミングでキャップを被せたこのお寺の方々を想像するとホッコリします。
スピリチュアルなお話をするのももちろん良いと思いますが、やっぱり僕はこれからも神社仏閣のそういう風景を切り取りった写真を沢山撮りたいです。
藤本ヒロシ 2019.9.8
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