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オメリャー!

オメリャー!とは、カレン語で

おう、飯食ってけ!


よくある。

それで朝から5軒ぐらいでごちそうになる。

ある家で食べていると、となりのお母さんが出待ちしている。

次はうちに来い。と。

おーい、ここにいるぞ!と向かいの家にも伝達される。


家によって味が違うしメニューも違う。

貧しい家も精いっぱいのご飯を出してくれる。

もてなすのが好きで、お客さんは神様だから、

もてなすことでその家に祝福があると考える。

たくさんの家をまわってお腹いっぱいになるけど

残してもいい。家の人たちは残りを食べる。


結婚式やお祝いでしか食べない豚肉が出ることも。

さっきまで外を歩いていた鶏も。

手を伸ばせばなんでも食べられる。と表現するほど。

ほんとに食は豊かだ。

食べ残しは床の隙間から落とされ、豚や鶏が食べ、

それをまたいただく。

いい循環。循環が見える。

今の食生活はそれが見えなくなってしまっている。

いろいろ見える化されてきてはいるが、

こういった食の循環、

食べ物がどこからきて、どこへゆくのか。


もっとそこを見つめていく。

循環が見えるのは実にシンプルで楽しいものだ。


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