ママ友からの情報に焦る妻、ねんねトレーニングに挑む私【5カ月目から6カ月目まで】
産後5カ月を迎える前、朝の家事育児をきちんと分担した私たち夫婦。
5カ月を過ぎ、ねんねトレーニングを始めることになりました。
(1)出産から10日目まで
(2)11日目から1カ月目まで
(3)1カ月目から3カ月目まで(前編)(後編)
(4)3カ月目から5カ月目まで(前編)(後編)
(5)5カ月目から6カ月目まで【<--今日はここ!】
(6)6カ月目から7カ月目まで
(7)7カ月目から8カ月目まで
ママ友からの情報
次男の産後5カ月を迎え、妻が久しぶりに同じ病院で出産したママ友と連絡を取りました。
すると、その同じ月齢の子たちは、すでに、夜の睡眠がかなり長いという情報が入ってきました。
産後5カ月前後、完全母乳の次男の寝かしつけは、すべて妻が担当していました。
18時~19時に授乳した後、妻は寝かしつけでチュパチュパさせ、11時半~0時半、2時半~3時半、5時半~6時半と、1日6回の授乳のうち、次男の睡眠中に3回の授乳をしていました。
ママ友の情報を聞いた妻は、焦り始めました。
突然、ねんねトレーニングをすると言い出したのです。
そして、そのねんねトレーニングは、私にも担当してほしいと。
次男をねんねトレーニングで寝かしつけ、次男が次に目を覚ますまで、次男についていてほしいとの提案です。
正直、私には受け入れがたい提案でした。
私が受け入れがたいと思ったのは、これまでに次のような出来事があったからです。
私がこれまでに数回経験した次男の寝かしつけ
これまでに数回、妻の代わりに次男の寝かしつけを担当したことがありました。
限界に達している妻の睡眠不足を少しでも解消するためです。
19時ごろ、いつも通り、私は家事をすべて終わらせます。
自分の身支度を済ませ、19時半ごろ、授乳後の次男を抱っこし始めます。
抱っこしながらゆらゆら、抱っこしながら子守歌、抱っこしながら寝たふり、様々な作戦で寝かしつけます。
しかし、全く寝入る様子が見られません。
21時ごろになると、ようやく次男が寝そうになります。
次男が寝たのを確認してベッドに置くと、背中スイッチが始動。
再び抱っこの始まりです。
抱っこし続ければ、次男はうとうとしています。
このまま寝かしつけようと、私は諦めず抱っこをし続けます。
でも、眠りの浅い次男は、そのうち泣き始めます。
21時半を過ぎると、うとうとしているのに、泣き声は全く収まりません。
22時ごろ、別の部屋で長男と寝ていた妻が、次男の泣き声に反応して目を覚まし、次男と私の前に登場。
短いながらも深い睡眠でちょっとすっきりした妻。
「この時間は眠りが浅いから、チュパチュパさせないときちんと寝られないの」と一言。
その後、妻が添い乳で次男を寝かしつけるのです。
私が育児で唯一できないこと。それはチュパチュパです。
妻だってそれが分かっているのに・・・。
次男の寝かしつけを担当すると、そんな思いに陥るのです。
私が次男の寝かしつけを担当すると、妻の睡眠不足は少し解消されます。
20時までには確実に寝られるようになった長男と一緒に、妻は22時までの2時間ほど熟睡できるからです。
でも、私の寝かしつけでは、次男は19時半から22時まで、寝たような寝ないような時間を過ごすことになります。
このような経験が数回あったため、妻からの提案は、私にとって受け入れがたいものだったのです。
とは言うものの、私は、お願いされたら断れないタイプです。
結局、その日から次男をねんねトレーニングからの寝かしつけを担当することになりました。
初めてのねんねトレーニング
これまでの数回の経験と同じように、19時半ごろ大きな不安を抱きながら、次男を抱っこし始めました。
これまでと違うところは、ねんねトレーニングとして、次男が完全に寝入る前のうとうとしている時に、次男をベッドに横たえ、胸トントンで眠らせていく方法を試すところです。
20時ごろ、私の胸の中でうとうとし始めた次男。
ねんねトレーニングのタイミングを察知した私は、すぐさま次男をベッドに横たえます。
そして、すかさず胸トントン。
うとうとを続ける次男。
トントンの速さを試行錯誤し、やや早めで軽めのトントンを続けます。
駆け足のリズムで、手首のスナップではなく、指だけのスナップを利かせる感じです。
3分ほど胸トントンを続けたとき、何と次男がそのまま、コトンと眠ってしまったのです。
次男は人生初、チュパチュパなしの眠りを手に入れることができました。
そして大満足の私。
次男の眠るベッドの隣で、私はスマホでその日のニュースをチェックしながら、次男の様子をうかがいます。
23時ごろ、そろそろ眠くなってきた私。
眠ったまま、全く起きる気配のない次男。
寝ているのではなく、呼吸が止まっているのかもと心配で、指を鼻先に近づけて確認。
問題なし。
安心した私は、そのまま眠ってしまいました。
そして、腕につけているスマートウォッチのアラーム振動で目が覚めました。
時刻は4時半。
私のいつもの起床時刻です。
まずいと思い、ハッと跳び起き、次男の呼吸を確認。
「良かった。生きてる。」
とりあえず、次男が次に目覚めるまでと妻と約束したため、次男の隣でゴロゴロすることにしました。
5時半頃、お腹の空いた次男がムニャムニャし始めました。
別の部屋で寝ている妻に、「ムニャムニャし始めたよ」とライン。
妻の反応なし。
少し待っても、既読が付きません。
次男の目が完全に覚めないように、音を立てず、ゆっくりとつま先で歩き、戸を最小の力で引き、妻の眠っている部屋にたどり着きました。
私の気配に気づいた妻が目を覚まし、スマホで時刻を確認。
「1回も起きなかったの?」と驚いた表情の妻。
妻は次男の元へ向かい、授乳を始めました。
ねんねトレーニング初日は、大成功。
伝家の宝刀
前日まで、妻のチュパチュパがないと寝かしつけられなかったはずなのに、あまりの急な変化に私たち夫婦もびっくりでした。
妻に、ねんねトレーニング初日の様子を細かに伝えると、トレーニング2日目は、妻がねんねトレーニングに挑戦することに。
そして、夫婦隔日でねんねトレーニングからの寝かしつけを担当していくことになりました。
ねんねトレーニングが上手くいったからと言って、その後も、初日のようにずっと眠っている日が続いているわけではありません。
日によって、次男は、何度か目を覚ますこともあります。
寝ているのに泣いていて、どうしたらいいのか困る時もあります。
その時の状況に応じて、オムツを替えたり、胸トントンをしたり、私の眠さのあまり気付かないふりをしてみたり、抱っこして寝かしつけし直してみたりと様々なことを試しながら、できる限り、次男が一人で寝られるトレーニングを続けています。
ねんねトレーニングはパパの方が成功しやすいと言われているようです。
ママには、寝かしつけの伝家の宝刀チュパチュパがあるため、寝かしつけに困ると、伝家の宝刀に頼ってしまうのだそうです。
でも、パパには伝家の宝刀がありません。
頼るものがないため、パパは様々な方法を試し、寝かしつけるための独自の方法を編み出すそうです。
夜中の授乳がなくなった
ねんねトレーニングの効果もあり、産後5カ月から6カ月の間には、授乳に大きな変化が起きました。
◇5時から6時頃
◇9時半から10時半頃
◇14時から15時頃
◇19時から20時頃
1日の授乳回数が4回に減りました。
夜中の授乳がなくなったのです。
そのため、妻は、授乳のために起きる必要がなくなりました。
この変化はとても大きなことでした。
夜中の搾乳は1週間程度必要でしたが、次男の夜泣きがなければ、妻も睡眠不足にならないですむ生活になったのです。
産後6カ月に差し掛かるあたりから、妻のストレスもやや軽減されてきたように感じます。
以前のように、溜め込んだストレスを一気に爆発させ、炎上するようなことはなくなりました。