祝・開催!’’第二回 心刷祭’’ レポート
去る2023年4月22日(土) 。週間天気予報を覆し晴れ!
本社工場にて4年ぶりとなる第二回 心刷祭が開催されました。
テーマは’’「来て、ふれて、つながる」印刷工場のお祭り’’。
お客様ご自身の本や商品の魅力を伝え、お越しの方に直接販売できる機会を作ろう!と考え、藤原印刷とお取引のあるお客様を出店者としてご招待しました。
会場は20の物販と4つの飲食店、そして6つの体験ワークショップと2つのトークショーで構成されました。
当日8時30分の始業とともにに到着したのは『全部を賭けない恋がはじまれば』『スローシャッター』と、会社設立の記念すべき1冊目からご発注頂いている出版社「ひろのぶと株式会社」ご一行様!
当日だけでなく、心刷祭の前後にもSNSで会場を大いに盛り上げてくださりました!(twitter: https://twitter.com/hironobutoco)
開場の10時30分に向けて出店者さまが続々会場入り。
ご近所となったブース同士で和気藹々と賑やかに設営されていきます。
昨日まで用紙倉庫だった場所は、心刷祭スタートとともに予想をはるかに超える多くの方がお越しくださりました!
■ワークショップレポート
▶ご好評につきパワーアップ!’’藤原印刷クルーズ,,
前回は1階の印刷現場のみの見学でしたが、今回はパワーアップ!
3階・組版→2階・製版→1階・印刷…と、本が出来上がるまでの工程をより詳しく知ることができる、まさに本社全体をクルーズする豪華な企画です!
説明は各部署の社員、アテンドは営業メンバーが行いました。
モニターやパネル、版やインキなどを使っての説明はとても分かりやすく、参加された方も興味深々の表情で質問が飛び交いました。
▶伝説の光景再び!’’印刷立ち合い,,
プリンティングディレクターとUV印刷機オペレーターによる印刷立ち合い体験。インキ量の調節によって一枚の写真を印象の異なるものにする印刷実験を行います。
この日、プリンティングディレクター・花岡はハチマキ持参で気合い十分!いつものトークに磨きがかかります。
そして今回、若きプリンティングディレクター・田原もワークショップに初挑戦!印刷オペレーター二人との掛け合いと、参加された方を巻き込みながら、終始賑やかな雰囲気でした。
▶作品が「モノ」になる瞬間に立ち会う!’’ポスター印刷ワークショップ,,
ポスター印刷ワークショップでは、ご参加の方に事前にデータを入稿していただき、ジェットプレス印刷機にてA2ポスターをお作りしました。
用紙は(秘蔵の!)キャピタルラップとマットコート紙、質感の異なる2種類をご用意。
お客様が画面上で作り、見ていたものが「モノ」として誕生する瞬間に立ち会える機会を喜んで頂く事が出来ました!
■ちょっと休憩…🍵
第二工場・マーケット会場を抜けると、松本市の建設会社 株式会社アスピアさまと、住宅メーカー甲信アルプスホーム株式会社さまによる休憩スペースが中庭に広がります。
・株式会社アスピア (https://asupia.co.jp/)
・甲信アルプスホーム (https://www.mitsuihome-ksa.co.jp/)
また、音響機材は松本駅前のNU Mole Hall 壱山宿場・柳澤仁さんにご準備いただきました。
・NU Mole Hall (https://www.molehallproject.com/)
ちなみに、会場BGMは社内の音楽好きによって作られたプレイリスト。
その総時間8時間!心刷祭より長い!と心のなかでツッコミつつ、とても素敵なプレイリストの数々は今でも聞き返すほどです。
フードは完売御礼!
おやきにコーヒー、パンとポタージュ。サウナボール(by Gokalab.さん)なんて食べものまで!
中庭でくつろぐ親子や、池田工業高校からお借りした、馴染みすぎているブランコ。テントの下でお絵描きを楽しむ子どもたち…。
どれも普段の工場では見られないもので、買ったばかりの本を広げたり、美味しいねと言い合ったりと、新緑の中でそれぞれに楽しく過ごされている光景は忘れられないものとなりました。
▶縁の下の力持ち!’’交通整備&受付チーム’’
そんな会場の非日常的な賑わいを支えていたのは交通整備・受付係の社員です。(まったくの手前味噌ではありますが、心刷祭における縁の下の力持ちですから、賞賛を贈らずにはいられません!)
誘導係の社員は4月とはいえ、長時間太陽のもとで 緊張感を持ちながら、自動車やご来場された方の誘導を行っていました。
そのワザ、どこで身に着けているの!?と感心し通しのスムーズさと連携ぶりでした。
そして、第二工場の軒先で、ご来場された方を初めにお迎えする受付係の社員。
楽しみで仕方がない!という雰囲気の方には楽しみが倍増するような接し方を、知らない土地に少しばかり緊張されているように見て取れる方には安心感を与えられるような話し方を。
その、もしかすると無意識のうちの柔和な対応が、お祭り全体の良い雰囲気を作っているようでした。
■お次は本社工場1階へ!
▶ゆかりある和文タイプライターで!’’活字探し,,
工場入り口では、組版メンバーによる活字探しが開催されていました。
お客様よりお譲りいただいた、藤原印刷の歴史にもゆかりのある、和文タイプライターの活字を使用しています。
可愛らしくポップなポスターで、普段は無機質な印象の工場がまるで文化祭のような雰囲気に!
クロスワードパズルの台紙に、活字を探してスタンプのように押していくという、お楽しみ要素たっぷりのワークショップは、様式美と段取りの達人、さすがは組版の人たち…!とついつい感心してしまいます。
▶ビシッときれいに積めるかな?’’紙積み体験,,
活字さがしワークショップの隣で行われていたのは、印刷メンバーが主となって行われた紙積み体験。
本になる前の全判の紙を見ることも、
ましてや印刷に使われる紙がどのように準備されているのか、工場に来なければ想像し得ない工程かもしれません。
紙に空気がふわりと入る瞬間、その後にバンッ!と紙を叩き置く音に現実に引き戻されるような感覚も、参加された方の表情とともについ何度も見入ってしまいました。
▶思わずお子さんを遠ざける!?全力’’特色インキ練り体験,,
本社工場奥で行われていたのは特色インキ練り体験。
飾られた折り紙は単なる装飾ではなく色見本!
折り紙の色に合わせてインキを練り、実際に印刷までを体験することができました。
インキを練る手捌きはいつ見ても美しいのですが、この日はなんといってもお祭り仕様。
機長である小澤が披露したその圧倒的スピード感に参加された方々も思わず一歩下がるほど…!
■本と印刷がつなぐ二つのトークショー
さて、ワークショップやマーケットで賑わう一階と並行して食堂で行われていた2つのトークショー。
12時からは、今回の心刷祭のメインビジュアルとチラシのデザインを手掛けられた吉岡秀典さん(セプテンバーカウボーイ)と、組版・社内デザイナー竹内のトーク『大好きな装丁・ブックデザインを分析する』。
15時からは、マーケットにも出店していただいたクルミドコーヒー・影山さんと、小杉湯・平松さんのトーク『本と本業 出版をはじめた喫茶店 本屋をはじめた銭湯』。
「本」をキーワードにしながらも、それぞれ異なるテーマで語られました。
各回ともに30名以上の方にご参加いただきました!
◎約800人のご来場!本当にありがとうございました!
第一回 心刷祭から4年が経過した今回の第二回 心刷祭。
どれくらいの方が来て下さるのか、正直、当日まで不安な気持ちでした。
しかし迎えた当日、開場とともにたくさんの方にお越しいただき、集客としては前回の2倍以上(!)の約800人(※藤原印刷調べ)の方にお越し頂きました!
本が生まれる印刷工場で、年齢・職業・性別問わず、大勢の方が笑顔になる、
普段の工場では見ることができない素晴らしい光景をつくることができたことは、日々お客様の期待に応えるために努力をし続ける社員のやりがい・喜びに繋がります。
改めて、ご来場いただいたみなさま、ご出店いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
今回お越しいただいた方も、ご来場叶わなかった方も、また次の機会を楽しみにしていてくださいね!
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