英語の時制をわかりやすく解説
この記事では、英語の時制をわかりやすく解説するために、それぞれの時制の形について例文を示し、説明しています。
時制は、行為や出来事がいつ起きたかなど、文中の時間関係を表すものです。日本人の英語学習者にとって苦手な分野の一つですが、時制を理解することは、英語を学ぶ上で非常に重要です。
文法用語はあまり気にせずに、まずは、それぞれの例文の意味、特に時間的な意味をしっかりと理解して下さい。説明文を読めば、なぜ特定の時制の形が使われているのかが分かると思います。最終的に、日本語訳と説明文を読んで、例文の英語が実際に書けるようになれば、時制の理解度がかなり高くなるはずです。
英語の時制をわかりやすく解説
現在形 / 現在進行形
Yuki washes her hair every day.
ユキさんは自分の髪を毎日洗います。
動詞の現在形を使うことで、日常となっている行為や習慣を表すことが出来ます。ユキさんは昨日も髪を洗いましたし、今日も明日も洗います。ユキさんの「髪を洗う」という行為は、毎日の習慣です。
The sun rises in the east.
太陽は東から昇ります。
一般的な事実を言う場合も現在形を使います。「太陽が東の方角から昇る」ということは、変わることのない事実です。
Takeshi is washing his hair right now.
タケシさんは今、自分の髪を洗っています。
現在進行形を使うことで、今この瞬間に継続している行為を表すことが出来ます。タケシさんは、この文が発せられる前に髪を洗い始め、髪を洗うという行為が今まさに進行しており、この後も継続されることが予想されます。
Takeshi is trying to improve his grades this semester.
タケシさんは今学期、自分の成績を上げようとしています。
現在進行形を使うことで、今週、今月、今年などに継続して行われている行為を表すことも出来ます。タケシさんは現在、成績を上げようと努力していますが、この文が発せられた瞬間に彼が勉強しているとは限りません。
I know Yuki.
私はユキさんを知っています。
動詞の中には、進行形にならないものもあります。これらの動詞は状態動詞と呼ばれ、現在形で、ある一定の状態にあることを表します。この例文は、私が「ユキさんを知っている」という状態にあることを表現しています。これに対し、wash やその他の多くの動詞は動作動詞と呼ばれ、動作や行為を表します。
Do you have a computer?
パソコンを持っていますか。
この例文で使われている have は、「所有している」という意味の状態動詞です。現在形を使うことで、あなたが「パソコンを所有している」という状態にあるかどうかを質問しています。
Takeshi is having breakfast now.
タケシさんは今、朝食を取っています。
この例文の have は、「何かを飲食する」という意味の動作動詞です。現在進行形を使うことで、「食べる」という行為が現在継続していることを表しています。この have のように、その意味によっては、動作動詞にも状態動詞にもなる動詞があります。
I am hungry.
私は、おなかがすいています。
be動詞の現在形と形容詞を組み合わせることで、ある一定の状態にあることを表現することが出来ます。この例文は、私が、「空腹である」という状態にあることを表しています。
Takeshi is being foolish.
タケシさんは、バカなことをしています。
一時的に継続している態度や言動を表す場合、be動詞と形容詞の組み合わせを進行形にすることがあります。すべての形容詞で、この形がとれる訳ではありません。例文は、「タケシさんは、今、ばかげた行為をしているが、それは一時的で、おそらく彼らしくない行為である」ということを表現しています。
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