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激しい競争の中で、輝く LB#50海﨑悠

フロンティアーズの強さの理由として良く言及されるのが、ポジション争いの激しさが一つの理由と言えるでしょう。先発メンバーを狙える選手が数多く存在し、それぞれのポジション内で切磋琢磨する。それが、チーム力の向上を生みます。
 
X1 Super 第2節、otonari福岡SUNS戦では、オフェンスではランニングバックのポジションで4人の選手が出場。それぞれが、印象的な活躍をみせました。一方ディフェンスに目を向けると、ラインバッカー(LB)のポジション争いが、例年以上に激化しています。

熾烈なポジション争いと若手の台頭

LBのポジション争い激化の理由としては、オフェンスの近年のトレンドに合わせたLBのポジションそのものの数が減っていることが1つの理由でしょう。。これまでLBでフィールドに立つ選手は、同時に3~4人が一般的でした。
しかし、スプレッドオフェンスが中心となった現在。WRの数が多くなり、対応するディフェンス側はDB(ディフェンシブバック)を増やす場合も多くなっています。代わりに減ったポジションがLB。現代では2人、または3人というのが、LBの一般的なポジション数となっています。
 
そしてもう一つの理由として、若手選手の躍進があります。もともと層が厚く、ベテランの活躍が目立ったフロンティアーズLB。そこに若手が台頭。その旗手といえる存在が、もっとも若いLB#50海﨑悠です。

LBとして初のリターンタッチダウン

第2節、SUNS戦を振り返りましょう。第1クォーター、フロンティアーズは既に2タッチダウンをあげているとはいえ、まだ試合の趨勢(すうせい)が決まっていない状況。そこで、相手の心を折るようなビッグプレーをみせたのが、#50海﨑でした。
 
これ以上得点を離されたくないSUNSは、フロンティアーズの意表をついたオンサイドキックをなんとか抑え、反撃に転じようとします。しかし、その最初のプレーで投じたパスを、フィールド中央でインターセプトしたのが#50海﨑でした。
 
彼はそのまま相手陣へと独走しタッチダウン。このプレーで22点差をつけたフロンティアーズは、その後も得点を重ねていきます。まさにチームに勢いを与えたのが、この若き#50海﨑のビッグプレーだったのです。

今後の成長に注目

とはいえLBポジションには、もちろんベテランも健在。実際にSUNS戦では、7人のLB登録選手全員が、タックルを記録しました。そんな激しいポジション争いの中でも、#50海﨑は存在感を増しつつあります。
 
「インターセプトした瞬間、竹内さんのシーンを思い出したので(LB#35竹内修平が前節インターセプトからリターンタッチダウンを目の前にして失速してタックルされた)、トップスピードで駆け抜けていきました」
 
試合後、笑いながらLB仲間のプレーに言及した#50海﨑。それは前節#35竹内のプレーがあったから、彼のビッグプレーが生まれたと言わんばかりの口ぶりでした。そんなLBユニットを代表する選手としての意識が、彼の更なる成長を促すはずです。若き#50海﨑の成長に、今後も注目です。


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【試合日程】
◆Xリーグ2022 秋季リーグ

X1 Super 第3節
富士通フロンティアーズvsアサヒ飲料クラブチャレンジャーズ
10月9日(日曜日) 15:00〜 @王子スタジアム

X1 Super 第4節
富士通フロンティアーズvsエレコム神戸ファイニーズ
10月22日(土曜日) 12:00〜 @エキスポフラッシュフィールド

X1 Super 第5節
富士通フロンティアーズvsオービックシーガルズ
11月6日(日曜日) 14:00〜 @会場未定

ご声援よろしくお願いいたします!
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